コロナ禍で1千万円の損失!新型コロナに負けない強いホームになって出発したい。

施設の中でどれだけ工夫してお世話をしてもご不満しか聞こえないご家族もありました。

どれひとつとして同じ暮らし、同じ人生はないけれど、ご自宅で暮らす方、施設で暮らす方、またそのご家族と関わる中で、こういう風に暮らせれば!こうだったら良いのに!とたくさんの気づきや想いが私の中に溜まっていきました。

「ハッピーホーム銀翼の森」から徒歩数分で風光明媚な海岸へ

02.『ハッピーホーム銀翼の森』計画とは

自宅が一番!介護の仕事をしてきて、どなたも「自宅が一番!」と言われます。それはご自宅が自分の城で、自分のやり方で、そして自分のペースで暮らせるからです。そこに居ると一番自分らしくいられるから、だから心地よいのです。

でもちょっと心配!そんな心地よいご自宅の暮らしも、自分の衰えをふと自覚するときに、「何かあったらどうしよう」と心のどこかに不安を感じるのも又真実だと思います。

お元気な方が施設で暮らすとどうなる?60~70人規模の有料老人ホームに平均して2~3人くらいお元気な方がいらっしゃいます。ご自宅で過ごせなくもないけれど、万一の安心安全を求めて入居される方たちです。 多くの施設は介護度の重い方の生活リズムに合わせた生活です。スタッフは介護度の重い方に手を取られて、お元気な方に係る時間がありません。また施設は、基本的に施設の中だけで暮らす生活で、外にも出かけません。お元気な方はすることが無く時間を持て余してしまいます。刺激のない毎日を送るうちに、本当に恐ろしいことですが、全員とはいいませんが、ビックリするスピードで心も体も機能が低下します。

では、お元気な方だけが大勢で暮らしたらどうでしょうか。大勢ということは集団生活です。食堂に移動するのにエレベーターを30分近く待ち、食堂に行けば食事が出てくるまで30分近く待ち、また部屋に戻るのに30分近く待ち、なんのために生活しているのかわからなくなります。やはり大規模の集団生活はなかなか大変です。

大規模な施設はスタッフにとっても大変!大人数の施設では大勢のスタッフが交代制で働きます。一人でおひとりのことを責任もって支援するというスタイルではないのです。どうしてもルーティーンワーク、流れ作業的にならざるを得ず、何時までにこれをしてあれをしてと時間に縛られ、いつも忙しい気持ちで働くことになります。丁寧にお相手のことを見て仕事をしたいと思っている人ほどストレスを感じてしまいます。

お元気な方向けの施設を作ろう! 誰でも落ち着いて穏やかに過ごしたいですよね!年をとればなおさらです。落ち着いて穏やかに暮らせるように少人数の施設を作ろう! 少人数だと支援する側も、目も心も行き届きます。「あれ?いつもとちょっと様子が違うかな?」という初期の体調不良にも気づきやすくなります。早めに気づけば大抵の病気も悪化せずに快方に向きます。

「ご自宅の心地よさ」と「施設としての万が一の時の安心安全への備え」の両方が叶うところ 。そして、支援される高齢者の方はもちろんのこと、支援するスタッフも幸せを感じる施設を作りたい!

この思いで、今までありそうでなかったお元気な方向けの小規模自律型のサービス付き高齢者向け住宅を計画しました。

6戸の中古アパートを購入
5戸をお住まいに1戸を食堂に改修中
もうすぐ工事が終わります

お住まいどうしは外廊下でつながっています

食堂入り口です
お食事は食堂にご準備します

その方らしく、快適に、安心して暮らせる工夫をいっぱい詰めたのが『ハッピーホーム銀翼の森』です。
全住戸数 5戸