を打つってことで…」
そんなことを考えながら行き着いたのが、ペイントパフォーマンスでした。
ColorhythmRisaのペイントパフォーマンスは抽象だけでなく具象も描くので「物語」を表現することが出来ます。
「物語」があるということは歴史を伝えたりメッセージを伝えることが出来る。
それこそ「アートで人の心を打つ」という私の理想の形でした。
心を打つには「印象に残す」ということが必要で、視覚的にインパクトがあるペイントは強いと考えています。
絵が大きくて描くスピードが早ければなおさらです。
そんなペイントの魅力を最大限に活かしながら社会の歴史やメッセージを伝えたい。
そして人の心を動かしたい!
それがColorhythmRisaのペイントパフォーマンスをする理由です。
【公演をSDGsと絡める】
今回の公演はSDGs Spiral Art Projectの森川妙さんと共同主催になります。
きっかけは森川さんからこんなお願いをされたことから始まりました。
「北九州公害克服の物語をRisaのパフォーマンスで伝えてほしい」
北九州は昔、工場からの汚染物質によって「ばい煙の空」「死の海」と呼ばれるほど公害が深刻な状況でした。
そこで立ち上がったのが婦人会の女性たち。
女性の発言力が低かった時代に企業や行政を説得し、青い空を取り戻したという歴史があります。
しかし、北九州のミュージアムでもその歴史が掲示されているのですが意外と知られていない現状があります。
この物語を演じることは、それこそ私の社会の役に立ちたいという目的に合致していてすぐに引き受けました。
多くの方にこの歴史を知ってほしい、そして環境問題を考えるきっかけになればと考えています。
この演目に関しては歴史の最低限の情報が必要だと考え、朗読家の坂根啓子さんと共に演じます。
【本格的なダンスとの共演】
北九州公害克服の歴史のような真面目な内容もあれば、華やかな内容にも挑戦したいという気持ちがあり、ダンサーとのコラボレーションも企画しています。
新体操経験があり演技も出来るダンサー彩香を筆頭に、9名のダンサーが出演します。
テーマは「不思議の国のアリス」。
衣装も本格的に揃え、ミュージカルのような構成のショーに挑みます。
【しかしコロナが…】
そんな矢先、北九州芸術劇場がある福岡県で、新型コロナウイルス拡大防止のための緊急事態宣言が発令されました。(2021年1月13日)
全国的にも感染者が過去最高を更新し続けており、歯止めのきかない状況です。
積極的に集客出来る状況でないことは確かで、SDGsの観点からもお客様やスタッフにもしもの事があったら…と開催をどうするか悩みました。
延期なのか…
人数制限して実施か…
完全無観客で配信のみか………
この3択の中から選ばなければならない状況でした。
【無観客公演で挑戦】
共同主催の森川さんとも話し合い大変悩みましたが、
お客様やスタッフの健康を第一に考えて無観客で開催することに決めました。
どれだけ集客出来るかわからない状態より
「無観客でやる!」
と決めてしまった方が配信に力を入れることが出来ると判断しました。
この課題をチャンスに変えて…
多くの方に最高のパフォーマンスを楽しんでいただこうと決意。
配信でも面白いと思って頂ける公演を届けます!
ColorhythmRisa、完全無観客・オンライン公演の初挑戦です。
ぜひ見守って頂けると嬉しいです!
○資金の使い方
・会場代