こんにちは。ご覧いただきありがとうございます。新宿区役所前カプセルホテルです。今回、サウナ室のストーブ新調のためにクラウドファンディングに挑戦することにしました。ここに至るまでの経緯を皆様に共有できますと幸いです。
当ホテルの創業は1987年で、その名のとおり新宿区役所の目の前にあり、花園神社、ゴールデン街に隣接しております。日本有数の歓楽街である歌舞伎町の入り口の位置から、新宿の街並みの変遷を30年以上見守ってまいりました。お手頃な宿泊料と土地柄もあって、国内外の様々な世代の、様々なバックグラウンドを持ったお客様にご利用いただいております。
新宿区役所の目の前で、歌舞伎町の入り口にあります
カプセルホテルといえば、人によっては清潔感に欠けるイメージがあるかもしれません。そのようなイメージを払拭すべく、施設としては清掃に多大な力を入れております。エリア内で最安の価格帯で宿泊サービスを提供しつつ、お越しいただいたお客様全員に「カプセルホテルってアリ!」と思っていただけるよう日々努力をしております。
創業から30年以上が経ち、紆余曲折はありましたが、近年ではインバウンド需要拡大の恩恵もあり順調に売上を伸ばしておりました。新型コロナウィルス感染症が拡大する前までは..。
ニュースでも報道がされていますが、新型コロナウィルス感染症の拡大は宿泊業に多大なダメージを与えました。そして東京では4回目の緊急事態宣言が発令され、いまもなお宿泊需要は回復の兆しを見せておりません。
例のごとく、我々も大打撃を受けまして..。下記の表をご覧ください。
実績データに基づいて宿泊売上の推移を正直に作成してみたのですが、2020年4月の月間売上は前年比で93%も落ち込んでいました..。2021年も多少は改善しているものの、コロナ禍の前の水準とは程遠いものです。
コロナ禍が不可抗力とは言え、売上を上げてスタッフを養わないといけない。どうすれば…というタイミングで「サウナ」が巷で盛り上がっていました。ホテル内にサウナ設備はあったので、必然的な流れで「よし、サウナの売上を頑張って伸ばそう!」となりました。ちなみにその当時のサウナ利用者(いわゆる日帰り入浴)は毎日5名いくかいかないぐらいでした。(もっと言うと、スタッフ間でも「そういえばサウナ室あったね、うち」ぐらいの認識でした…。)
サウナの売上を伸ばす方針は決まったのですが、スタッフの中でサウナがなんたるか分かる人が誰もいないというオチが。そんなわけで、施設の中心メンバーがサウナのいろはを学ぶことに。
「サ道のドラマがブームの火付け役らしい」
「サウナイキタイというレビューサイトがあるらしい」
「サウナ界隈の人たちはTwitterに生息している」
「どうも水風呂は10〜15℃が良さそう」
「外気浴は大事なポイントのようだ」
いま振り返ると本当に初心者の会話をしていました..。都内の銭湯やサウナ施設を訪問して勉強しつつ、新宿区役所前カプセルホテルでは何が出来るかを話し合っては実践する日々が始まりました。
売上が激減している中だったので、予算が潤沢にある訳もなく、出来ることは限られていましたが、サウナーに寄り添った小さな改革をちょっとずつ実施していきました。主だった施策は以下のようなものです。
ストーブの前にサウナストーンを設置し
セルフロウリュ対応
インフィニティチェアを導入
氷風呂イベントで計100kg以上の氷を投下
募金で集めたお金で12分計設置を実現
(いま現在は故障中..)
この