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石川県南端の加賀市にある山中温泉という観光地に住んでおります篠崎と申します!
神奈川県出身の移住5年目で、現在は地元工芸品(山中漆器)の職人を巡るツアーの企画とセレクトショップを運営しています。
今回は、自分の店の隣にある「純喫茶」を新しいコミュニティの場としてもう一度復活させたいと思い、その協力者と参加者を集めるためにクラウドファンディングに挑戦します!
私が暮らす山中温泉は、かつては年間80万人ほどの宿泊客が訪れていましたが、今では半分以下になってしまい、さらに昨今の新型コロナウイルスの影響に伴い、地元の旅館や商店街は厳しい状況に迫られています。
廃業する旅館であったり、閉店せざるを得なくなった飲食店を、実際に目の当たりにしてきました。今回舞台となる純喫茶も、地元で約40年近く経営されていましたが、お客の減少とオーナーの高齢により、惜しまれつつ閉店しました。
昔ながらの看板は可愛いのでこのまま残したい🌲🌲🌲
商売を長くされていた大先輩に色々教わりながら一緒に地元観光地を盛り上げていこうとしていた矢先でしたので、とてもショックでした。何か別にお手伝いできないかと悶々としていましたが、オーナーとの最後の挨拶で「あんたが借りてくれれば一番ええわ」と言われてハッと思い、自身が場所を引き継ぐ決意に変わりました。
と言っても、自分の店のことでなかなか手一杯。でも隣の純喫茶もなんとかして再開したい。どうすれば欲張りな願望(無謀?)を叶えられるか考えた時、ひょっとすると自分と同じように(本業はあるけど)もう一つの場所が欲しい人が実は潜在的にいるんじゃないか?と考えました。
そして、自分があったら嬉しい場所を、肩に力を入れすぎずに趣味や好きから始められる場所、この純喫茶で始めてみようと思います。
懐かしのゲーム機付きテーブルあります
(直せは起動するかも…!?)
自分はデザイナーでも、建築士でも、大工でもありません。ましてやカフェの経営の経験もありません(スタッフとして働くことはしばしばありましたが)。
自分ができる事は、プロが運営する流行りのカフェのようにインスタ映えするメニューを開発したり、おしゃれな雰囲気を演出して多くの人に足を運んでもらうことよりも、「こういうの実は好きなんだよね」「こういうのやってみたいな」的なネタや一芸を持っている人を集めて、その人が思う存分やりたいことをやれる「1歩目」になる場所を作ることです。
カウンターの上は昔ながらのシャンデリア
雰囲気をそのままに例えば、週一・月一で店に立つ人が変わるお店。その日は、その店長が出したいものを出す。飲食でも物販でも展示でも書籍でも音楽でも映像でも、なんでも。ジャンルはバラバラだけど、それが面白い。統一感は無いように見えて実はある。そこに立つ人はみんながちょっと挑戦してみたい、一歩踏み出したい主人公であるということ。
今振り返ると、そう言えば今でいう東京の「ソーシャルバーporto(http://porto.tokyo/)」みたいな「誰もが店長になれる場づくり」に似たコトを、数年前福井でサラリーマンをしていた時に「おふくわけ(※)」という名前のスナックイベントでちょくちょく企画していました。
過去に福井で開催していたゲストの「好き」や「くせ」
が集まるバーイベント「おふくわけ」
※「おふくわけ(https://ofukuwake.themedia.jp/)」・・・福井で受講した広義のデザインを生かし