日本初の世界農業遺産の地・奥能登から「食」の未来を拓く郷土料理本を届けます

日本初の世界農業遺産の地・奥能登から「食」の未来を拓く郷土料理本を届けます
私たちが企画するのは、奥能登の食文化を掘り起こす料理本の制作です。「日本の食」は今さまざまな問題を抱えています。それらの問題を解決する糸口が地方の「郷土料理」にあると私たちは考えています。日本初の世界農業遺産に認定された、奥能登珠洲から日本の食を救う挑戦が幕を開けます。

みなさん、はじめまして!

石川県珠洲市で小さなお弁当屋さんを営んでいる岩坂敦子と揚げ浜の塩を作りながら「しおカフェ」を開いている中巳出理(Ante代表)と石川の地元で地域創生のお手伝いをしている稲垣渉(金沢工大教授)と申します。

私たちは「のとFood Studies」という組織を設立し、石川県珠洲市を拠点に日本の「食」が抱えているさまざまな問題を見直し、地域に根付いた食(郷土料理・家庭料理)の素晴らしさを広めていく活動を行っています。

この合言葉を掲げ、安心・安全とは言えない今の食のあり方を一度立ち止まって見つめ直し、どのような食のあり方が大切なのかを考えてきました。そこで、私たちが注目しているのが「郷土料理」です。

そして、今回私たちが挑戦するのは、奥能登の食文化を掘り起こす料理本の制作です。古き良き日本の食文化が今も残る奥能登珠洲の「郷土料理」を集めた本を出版して、この本をきっかけに食のあり方を変えていきたいと思っています!

少々、熱い想いが募りすぎて、長く感じるかもしれませんが最後までお付き合いいただけると非常に嬉しいです!

皆様のご支援とご協力の程、何卒よろしくお願い致します。

突然ですが、あなたが普段食べているものは「安心・安全」なものですか?

私たちを取り巻く食の世界は、「安くて、便利で、美味しい」ものを追い求めた結果、「遺伝子組み換え・化学肥料・食品添加物・単一農業」で作られる食材が当たり前。安心・安全な食の営みがどんどん薄れて行っています。

また、食の不安というものは、生産・加工・流通までに関わる人が見えないことが要因だと考えています。誰がどのように作っているかが見える食材の方が安心して食べられますよね。

ここ奥能登には、豊かな自然が育む様々な食材が存在し、地産地消での食の循環が盛んな地域です。また、田舎ならではの自分で食べる物は自分で調達するという自給自足な生活が今でも残っています。スーパーに行って誰が作ったかわからない食材を買わなくても、自分の畑で野菜を収穫したり、海で海産物を採るのがごく当たり前だったりします。

自然に逆らうことなく、自然とうまく調和しながら、連綿と地域の暮らしを守ってきた「能登の食卓」にこそ、安心・安全な食の未来を考えるヒントがあるのではないか、と考えています。

そのためにも、能登の風土とともに地域の食文化を大切にし、安心して食べられる郷土料理のレシピをどうにか残したい。そして、能登の魅力を綴り、広く発信し後世につなげたい。そんな思いから能登の郷土料理本を作る新たなチャレンジを行います。

能登の食を巡る環境や文化をご覧いただくことで、一人一人が自分の食を見直す良いきっかけになってくれたらとても嬉しいです。

料理本の名前は「よばれん華」。奥能登のふるさと料理人「岩坂敦子」が自ら集めた地域の食材で作った郷土料理がたくさん収録されています。

※デモ画像

私たちが伝えたいことはこの一冊に網羅されています。奥能登の豊かな自然と風土、伝統文化の存在から説き起こし、恵まれた海・山・里の地元の食材の数々、連綿と受け継がれてきた故郷の味が集められ、それらを美しい写真と料理レシピで綴っています。

※一部公開(デモ)

能登ならではの見たことのない珍しいレシピも多々あると思いますが、非常に読みやすくわかりやすい構成になっています。
「食のあるべき姿を啓蒙します!」

私たちは、この「よばれん華」を教本として、「食のあるべき姿とは何か?」を啓蒙、推進を図りたいと考えています。

そのために、