まず能登と同じように日本各地で地域の食文化を大切にする活動をしている人たちと交流を図り、仲間を増やしていきたいと思っています。そのうえで、食に関わる様々な課題、問題に取り組む人たちと専門家らも交えて、能登で論議の場を設けていきます。健康問題や食育から自然環境、農林水産物の生産、流通の課題、食糧問題に至るまで幅広い分野からの考察を通じて、私たちの取り組みの大切さを唱えていきたいのです。
リターンは全部で「9種類」ご準備させていただきました。
「よばれん華」の冊子以外にも、のとFood Studiesロゴが入った「トートバッグ」、奥能登珠洲で伝統技法によって作られる希少な「塩」、代表理事との「ZOOM対談」の権利、「メンバーと食談義」の権利といったさまざまなリターンが盛り沢山です。
少しでも応援いただけると非常に嬉しいです。
■資金の使い道
よばれん華は自費出版のため、なかなかの金額が必要です・・・。
なるべくいいものを作るためにデザインや撮影にはかなりこだわっています。さらになるべく多くの方に読んでもらうために広報にも力をいれていきたいと考えています。今回ご支援いただいた金額は、それら全てに掛かる費用に充てさせていただきます。
〇出版に掛かる費用(デザイン・撮影・本の印刷) 「450万円」
〇HP制作費 「80万円」
〇広報費 「70万円」
〇グッズの制作(トートバッグ、T-shirts) etc・・・
■スケジュール
「2021年」
7月中 HP開設
8月中旬 本の印刷
8月中旬 トートバッグ制作
8月下旬 クラウドファンディング終了
9月上旬 リターン発送
奥能登は奥能登の価値観が生きてきました。その奥能登イムズが歯切れ良く鳴り響くとき、日本の地方の再生や持続可能な未来への扉を見つけるかもしれないと期待しています。
この本は岩坂さんからあなたに手渡された豊かさの「みちしるべ」であり、未来へつなぐ「バトン」だ。そして本書が、能登の里山里海の豊かさを伝えるガイドブックとして、多くの人の手に渡ることを期待している。
私は、能登半島の突端・珠洲で約30年間「さきちゃん弁当」を営んできました。そんなことから地元では、みんなから通称“さきちゃん“と呼ばれています。祖母から母へ、母から私へと代々受け継がれてきた郷土の味を大切にお弁当を届けてきました。
時代の変化に伴い、コンビニやスーパーが増え、安くて気軽にお弁当が手に入るような世の中になりました。それでも変わらず私のお弁当をみんな買ってくれています。それはなぜか?と考えた時に「郷土の味」を大切にしてきた結果、思い出や記憶と一緒に味わえるお弁当のほうが毎日食べても飽きないのではないかな。とそう思ったのです。
コンビニなどで買えるお弁当は安くて美味しいけど、食品添加物で侵されていて「安心・安全な食」とはかけ離れています。そんなご時世だからこそ手仕事が見える郷土料理を大切にしていきたいと私は思っています。ここ能登から「食のあり方とは何か?」を郷土料理をキーワードに発信し、1人でも多くの方が自らの食を見直してもらえることを願っています。
奥能登の「食と暮らし」は、人々の愛情と知恵がいっぱい詰まっている玉手箱です。
夏から秋にかけて豊漁や豊作を祈願した高さ数メートルの「キリコ」と呼ばれる御神燈が村々を練り歩き、冬には田の神様を迎え労い感謝し逗留してもらい、春には五穀豊穣を願い田におくり出す「あえのこと」と呼ばれる農耕神事が今でも受け継がれています。そこでふるまわれる料理は決し