電気の未来を守りたい!業界に風穴を開ける画期的商品・自動開孔装置「かいこう君」

電気の未来を守りたい!業界に風穴を開ける画期的商品・自動開孔装置「かいこう君」
電気工事業界の担い手不足や高齢化の要因の一つは、深夜や短納期での作業が多く大きな負担となっている壁穴の開孔(穴あけ)作業です。今回のプロジェクトでは、電気工事業界における悲願であった穴の位置特定や穴空け作業を自動化して工事者の負担を解消する自動壁穴開孔装置「かいこう君」の開発費用を募ります!

 初めまして。茨城県古河市にある電気工事会社 (株)Pablo Electric代表の栃木徹也です。

 私は電気が好きです。たまらなく好きです。

 父の背中を見て電気の世界に興味を持ち、電気工事の仕事に就いて20年以上になります。

 その中で、業界の課題や未来への不安を感じることがあります。電気に携わる人が、自分や家族を犠牲にして働いている現実があるのです。

電気がない生活を想像することができますか?

作業の様子 電気は人々の生活になくてはならないものです。電気を使わずに生活できるという人はほとんどいないのではないでしょうか。
スイッチを押せば当たり前に電気がつく。その「当たり前」を実現しているのが、私たち電気工事業者です。

 しかし今、電気工事業界では業務の過酷さから担い手が減少し、高齢化が進んでいます。
仕事がキツい、定時がない、緊急の対応・夜中の作業が発生する…など、施工現場の過酷な労働環境がその要因の1つです。自分自身、そして家族を犠牲にして働いている現状があるのです。

 このまま状況が変わらなければ、近い将来、電気が通る生活が貴重なものとなってしまうことさえあるかもしれません。

父の背中を見て入った電気の世界
かけがえのない家族の幸せ

 私はこの業界で働き始めて22年ほどになります。
家電屋さんだった父の手伝いをし、どんな故障でも直してしまう姿を見て電気業界に興味を持ったのがきっかけです。その後、家電よりも電気工事の方に関心が移り、念願叶って電気工事の仕事に就くことができました。

社員や家族との食事会(※撮影はコロナ以前) 自分の会社を起こし、現在は6名の社員と共に電気の仕事に励んでいます。

 未来の地球や子ども達の幸せを理念に掲げ、社員とその家族の幸せ、そして自分の家族の幸せのために日々現場に立っています。

 家族や社員、そして子ども達は、私にとってかけがえのない存在です。
大好きな電気工事
過酷な現実

 とてもやりがいを感じ、人々の生活を支えることに使命感も持って充実した日々を過ごしましたが、同時に業界の過酷な現実を目の当たりにすることにもなりました。

 大きい現場になると朝8時に出て夜中の3時まで作業することもありますし、ピーク時だと睡眠時間10〜30分というような、ほとんど寝ない生活を1ヶ月続けることもあります。

 建設の現場では、電気工事屋さんは最初から最後まで現場に張り付いている必要があります。
家を建てるためにも電気は必要なので、建てる前に仮設にも電気が通るように作業をします。

何より、作業工程の中で電気屋さんの施工を考慮されていないのです。

 壁のボード貼りが終わったら、次はクロスを貼る作業です。
その間にコンセントなど配線のために壁の穴あけ作業が必要になるのですが、建築は待った無しなので、大工さんがボードを貼ったら、クロス屋さんが来る間に速やかに壁穴を開けなければならず、タイミングによって夜中でも施工しないといけません。
業界ではそれが当たり前になっている、この状況をなんとかしたいのです。

 負担の大きい壁穴あけ作業を自動化できれば、電気屋さんの負担を減らし作業効率を上げることができますし、難しい作業もなく若い人たちも参入しやすくなります。
課題はたくさんありますが、まずはこの壁穴あけ作業の負担軽減を目指しました。

電気の未来を守る
日本初の画期的商品を開発!

 日常生活の「当たり前」を支えている電気工事の作業負担を減らすことで、電