知的障害のある人の外出を支えるガイドヘルパーを増やすための養成研修を実施したい!

知的障害のある人の外出を支えるガイドヘルパーを増やすための養成研修を実施したい!
知的障害のある人の社会的孤立が深刻化しています。新型コロナ感染防止の影響から、街の商店や映画館など余暇施設、交通機関の利用機会が減り、障害のない人との接点が希薄化しています。この状況を打開していく為に、ガイドヘルパーを増やし、知的障害のある人の外出を今まで以上に保障していく必要があるのです。

【緊急課題】新型コロナウイルス感染防止の影響下、知的障害のある人たちの社会的孤立が深刻化しています。

街の中で障害のない人と知的障害のある人が一緒に過ごすことで、「知的障害のある人」への理解をすすめてきていますが、公共施設の利用制限や、イベントの自粛など、知的障害のある人が接点をもつ機会が大幅に減少している状況です。

多くのガイドヘルパーは、そのような状況に屈せずに取り組みを続けていますが、基礎疾患などのために活動を躊躇せざるえない方がいることも現状です。

風雷社中では、深刻化する状況の中、より積極的にガイドヘルプ事業を活性化させていくことが必要であると考えています。

【重点テーマ1】多様な人たちと連携をし、障害のある人たちの外出を支えていきたい

(1)多くの人たちは障害のある人との接点を持つことなく生活をしています。わたしたちは、これまで障害のある人達と接点のなかった人たちにこそ、ガイドヘルパーとなり、取り組みを通して知り合っていって欲しいと考えます。

(2)わたしたちの暮らす地域には様々な背景のある人たちがいます。外国籍、また外国にルーツを持つ人たち、今年度のガイドヘルパー養成研修では、そのような外国ルーツ等を背景のある人へ配慮された研修をデザインします。多様な背景のある人たちが関わることで、多様な文化や視点を取り込み、ガイドヘルプ事業を豊かなものとしていきたいと考えます。

【重点テーマ2】クラウドファンディング2年目の挑戦・一人ひとりが支えていく障害のある人の権利

ガイドヘルパー養成研修にかかる資金負担をクラウドファンディングを通して社会全体で支えていくものとしていきたいと考えます。本来は公費でまかなわれるべきものですが、現在の政府や地方行政は、そこに予算をさこうとはしません。しかし高い賃金とは言えない雇用条件の中でガイドヘルパーを希望する人たちや、ギリギリの介護報酬で運営している介護事業所が費用負担をすることには限界があるのです。

1 自己紹介

NPO法人 風雷社中の定岡(左側)です。

アルバイトを含めるとガイドヘルパーを始めて8年目になります。

私は大学生の時にアルバイトとしてガイドヘルパーを始めて、卒業後も続けたいと思い風雷社中に就職しました。

風雷社中は東京都大田区・目黒区で障害のある方にガイドヘルプサービスを提供しているNPOです。

障害のある人も当たり前に外出できる状況を作るために、ガイドヘルパーを増やすためのアクションを行なってきました。(ガイドヘルプサービス=市区町村が実施している「移動支援事業」のこと。ガイドヘルパー=正式には「移動支援従業者」と言います)

昨年もクラウドファンディングのご支援でガイドヘルパー養成研修を行い、19名が研修を修了しました。

「みんなで支えるガイドヘルパー研修」の実現を目指して、今年もクラウドファンディングを行なうことにしました。

たくさんの方に関心を持っていただけるよう発信していきます。

ご支援のほどよろしくお願いします。

2プロジェクト概要とスケジュール

オンラインで実施します。

講師:合同会社Tkt福祉研究所 田島誠一先生をはじめ、居宅介護事業所管理者、現役医師の先生等、豊富な講師陣がそろっています。

受講者:7月7日から募集 先着順 定員①20名(前期) ②30名(後期)

日程:①(前期)9月1日~10月16日まで(全9日間)②(後期)10月27日~12月22日(全10日間)

3 研修内容

東京都指定移動支援従業者養成研修(知的障害)