◆はじめに
この度はこのプロジェクトにご興味を持っていただきありがとうございます。
私は、世界の料理を作るシェフです。現地の方に教えていただいた料理を作っています。そのうち世界196カ国以上の料理を作れるようになりました。現在は世界のごちそうレトルト製造や講演、本の執筆などを行なっています。
なぜこんな活動をしているかといえば、料理をきかっけに、世界のいろんなこと(さまざまな文化や差別・貧困にいたるまで)に興味を持ってもらいたいという思いがあるからです。
今回はもっと気軽に世界の味を体験できる「世界のごちそうスパイス」を商品化するため、クラウドファンディングの挑戦を決意しました。
普段レトルト製造業をしている身としてはコロナ大4波の影響も大きく、正直苦しい状況でもあります。コロナ禍で2回目のクラウドファンディングになりますが、再起をかけたクラウドファンディングにみなさまの応援をどうぞよろしくお願いいたします。
世界のごちそう博物館 本山尚義
◆プロフィール
本山 尚義(もとやま・なおよし)
1966年、神戸市生まれ。
フランス料理を修行し、ホテルの料理長になる。 27歳のときに訪れたインドでスパイスの魅力に出会い、世界の料理に目覚め、以後世界30ヵ国を巡りながら料理を教わる「旅するシェフ」となる。
帰国後、世界のごちそうパレルモ(レストラン)を17年営業。195ヵ国(当時外務省が認定するすべての国の数)の料理を2年かけて提供する「世界のごちそうアースマラソン」を開催し話題に。その後、ご家庭でも世界の味を楽しんでもらいたいとレトルト製造販売に転身。著書に旅の手記とレシピをまとめた『世界のごちそう 旅×レシピ』(イカロス出版)や世界の料理を網羅した『全196ヵ国おうちで作れる世界のレシピ』(ライツ社)、『世界のおつまみレシピ』(主婦と生活社)がある。
【TEDx動画】
TEDxKobeで登壇した際の動画です。私がなぜ世界の料理を作っているのか、その思いを語っています。
【レシピ本の全文公開が話題に】
出版社ライツ社さんのnoteで全文公開した『全196ヵ国おうちで作れる世界のレシピ』が話題を呼び、多くの方がご自宅で世界のレシピを作ってくださいました。
◆きっかけ
※写真は試作段階のものです
実は、長年シェフを続けている中で、密かに温め続けてきたアイデアが今回のスパイス。
いつもの煮込み料理や、グリル、炒め物にサッと一振りするだけで、世界の料理に早変わりする。そんな魔法のスパイスがあったら!そんなことをワクワクしながら考えてきました。
〈インド料理店の厨房での知恵〉
若い頃に働いていたインド料理店でのエピソードです。
そこではサモサ(インド風揚げ餃子のようなもの)が大人気で、とにかくよくオーダーが通りました。具材にスパイスをまぜて皮に包むのですが、オーダーのたびに数種類のスパイスをまぜるのが大変です。そこでひらめいた私は、自分でサモサ用のスパイスを調合しておいて、サッとふりかけるだけにしておきました。
するとどうでしょう、ミックススパイスのおかげで、サモサをつくるのがめちゃくちゃ楽に、スピードアップ!しかも、スパイスは事前に混ぜておくと味が馴染む、ということもわかりました。
これが家庭向けにつくれたら、世界の料理へのハードルがぐっと下がるかもしれない!
これが最初に「世界のごちそうスパイス」を考え始めたきっかけです。
〈家庭