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南国パラオでドルフィントレーナーをしております、宮崎ななこと申します。
パラオは日本から真南へ3000キロに位置する、人口2万人の小さな島国です。
日本から直行便で4時間半の南国リゾートで、その美しい景観や海の綺麗さ、文化のユニークさにより、ユネスコ世界自然文化遺産に登録されています。
パラオのロックアイランドの一角に、Dolphins Pacificというイルカ触れ合い施設があります。
2001年にオープンした施設は、今年で20周年を迎えます。
以下の3つを基本理念に掲げ、今までに10万人以上のお客様にイルカたちとの触れ合いを提供し、イルカの魅力を通して沢山の方に笑顔になって頂く事ができました。
<基本理念>
①障がいの有無や老若男女を問わず誰もが楽しめる施設であること
②環境教育の場を提供すること
③観光業の起爆剤となること
2020年の4月より、コロナの影響でパラオは鎖国状態となりました。
それ以来、観光客ゼロの状態が続いています。
観光に依存していたパラオは、多くの人が職を失い、自国への帰国を余儀なくされました。
非営利団体として活動する私たちDolphins Pacificも、観光客ゼロの状態が長期化する中、イルカたちの餌代や人件費の確保が出来ない危機的状況が続いています。
イルカたちを守ることだけを考えて、コロナの影響が出始めた昨年より、「観光に依存しないイルカたちの守り方」を考え続けてきました。そして考え抜いた答えが、今回のプロジェクトです。
観光のみに依存する事のリスクを痛感した今、私たちは施設の在り方から変わろうとしています。
私たちが今焦点を当てるべきは、3つの基本理念の中でも「誰もが楽しめる施設であること」と「環境教育の場を提供すること」です。
オンラインを活用することで「誰もが楽しめる」の幅を広げるチャンスだと捉えています。そしてその先に、「環境教育」の要素も付随させることが出来ると考えます。
私たちが今提供できる価値を、今まで届かなかった場所へオンラインを最大限に活用してお届けします。
観光立国であるパラオで、私たちは今まで当然のように海外から訪れる観光客の方々を対象に、イルカとパラオの魅力をお伝えしてきました。しかしながら、観光で直接お越しになる方以外には、あまり伝えられていなかったことを、コロナ禍のこの一年で痛感しました。
そこで、様々な理由により実際にパラオを訪れイルカを間近で感じて頂くことが難しい場合でも、オンラインだからこそ、お届けできる場所があるのではないかと考えました。
【今まで届けることが出来なかった場所の例】
・入院中や在宅ケアの難病児やそのご家族
・長距離移動が困難な障がいをお持ちの方やそのご家族
・パラオに行きたいけれど様々な理由からそれが出来ない方
オンラインを活用しイルカやパラオの大自然をお届けすることで、ほんのひと時でも参加者の方にワクワクしたり笑顔になって頂ける時間を創出したい。そんな想いで今回のプロジェクトを立ち上げました。
リターンには、「オンラインツアーをプレゼントできる権利」を始め、その他にもオンラインで提供できる様々なコンテンツを、ご用意させて頂いております。
今回のリターンの中で登場するオンラインツアーについて、説明させて頂きます。
Web会議サービスのZoomを利用して、イルカやパラオについて生配信でお届けするツアーです。施設をぐるっと回りながら、可愛いらしいイルカたちやパラオの