新しいランジェリーブランド「FOR YOUR EYES ONLY」
デザイナー挨拶
はじめまして。FYO(For your eyes only)代表兼デザイナーの平林と申します。
この度はこのプロジェクトに目を留めていただき感謝申し上げます。
わたくしは、服飾系専門学校を卒業しましたが、本格的にファッションの仕事を始めたのは結婚出産後です。
もともと体格が小柄で、なかなか似合う服を見つけることができないという理由で服飾の道を目指しましたが、服を着るのではなく着こなすということを知り、サイズの合わない服でも楽しむ方法を知ったことで自分の、または体型で悩む方に向けた服を作りたいという気持ちは薄れていきました。
そんな中でも、ずっと悩んでいたことが下着でした。
個人的に全てにおいてシンプルでありながらどこか特徴のあるデザインが好きなのですが、下着に関してはそれに当てはまるものがありませんでした。
俗に言う「貧乳」な私が一番気に入っていたのは中学の時に初めて一人で買いに行った真っ白の三角ブラ。
成長するにつれて選択肢が増えたくさんの下着の中から選べるはずが、どれも似たようなレースのデザイン、「貧乳」がまるで悪かのように寄せてあげる分厚いパット入りのブラジャーばかり。ワイヤーが皮膚にあたりただただストレスでした。
小さい胸にわざわざ見栄を張る必要はどこにあるのだろうか・・・?
私は貧乳を恥じていないのに・・・
その思いは出産後さらに増加。
授乳期に授乳ブラなど楽なブラジャーをつけた方には特に共感してもらえると思いますが、もう今更ワイヤーがぴしっと入ったブラジャーを日常つけることはキツいと思うようになりました。
近年はノンワイヤーブラやブラレットが流行し更に選択肢も増えましたが、スポーティーかセクシーの二分化。
もっと、自分が日常をたのしめる下着を作りたいという気持ちがどんどん膨らみこの度FYOを立ち上げることに来ました。
「For your eyes only」というのは秘密、親展(はがきなどの)という意味です。
FYOのランジェリーはわたくしからあなたにこっそりと送る「あなただけの楽しみ」です。
無理せず自分らしくをモットーに、着心地がよく遊び心もある快適性とファッション性の両面に優れたランジェリーを多くの女性にお届けいたします。
外に出る機会が激減してしまったこの時代に、少しでもご自身の生活を楽しんでいただけたら本望です。
きっかけ
・なぜランジェリーを?
私が抱く日本製のランジェリーに対するイメージと言えば、寄せて上げる。そしてレースなどがたくさん施してある装飾過多なものです。
胸が小さい私にとって、寄せて上げるブラジャーは無理をさせられているようで若い頃から苦手でした。
また、元々レースがあまり好きではないこともあり、服の雰囲気と合わない下着をつけていることに違和感も抱き続けてきました。
そういった私と同じ思いを持っている方が他にもいるのではないか。
日本での女性用下着のあり方に疑問をもった私は、この気持ちを形にして伝えたいと思いました。
自分らくしくいるための下着。
自分の体を恥じない自分のための下着。
寄せて上げて見栄を張るためではなく、パートナーのためでもない下着。
誰のためでもない自分のためのランジェリー。
それがFor your eyes onlyです。
・新たに始めるもうひとつの意味
現状のアパレルのセオリーを変えたいという思いがあります。
アパレル業界は大量生産の時代を長年続けてきました