はじめに・ご挨拶
御覧いただきまことにありがとうございます。
岳南電車は富士山の南側に位置する、静岡県富士市の東部地区にございます。全長9.2kmのとても小さいローカル線です。
2013年(平成25年)3月までは岳南鉄道によって運営されていましたが、貨物輸送の廃止に伴う収益悪化を背景に、同年4月より岳南鉄道の鉄道部門が岳南電車として分社化されました。 今では夜景電車をはじめとしたイベント列車も運行しております。
夜には工場の灯りの中を走る夜景電車を運行しています
岳南電車に社名変更はいたしましたが、地域、社内でも「がくてつ」の愛称で親しまれております。
また、最近ではTwitterの「岳ちゃん」も多くの方に親しまれております。公式キャラクター 「岳ちゃん」
このプロジェクトで実現したいこと
このプロジェクトで実現したいことは、「岳南電車運転体験」です!
ですが、その先にあるのは「多くの人に岳南電車を動かす喜びを知ってもらうこと」です。
岳南電車の車両はお世辞にも新しいとは言えません。生まれも育ちも昭和な車両ばかりです。
ですが、そんな昔の昭和の電車がこの令和の時代に運転できると聞いたらワクワクしませんか?
岳南電車の運転台は今では珍しい2ハンドルです
「昔懐かしい車両を運転できる」ことを岳南電車の新たな「魅力」にしたいんです!
そして、「岳南電車を動かすことがこんなにも楽しいことなのか」ということを知ってもらいたいんです!
それこそがこのプロジェクトで本当に実現したいことであります。
プロジェクトをやろうと思った理由と背景
岳南電車の現状は非常に厳しいものがあります。このコロナ禍において、乗降人員並びに売上高も会社創立以来過去最低の数字となってしまいました。
このままでは岳南電車の存続すら危ぶまれる。実はそんな状況にあるのです。
平日昼間の岳南電車の様子
そのような厳しい状況のなかで、この運転体験プロジェクトが立ち上がりました。
実は岳南電車では貨物時代に使用していた側線と呼ばれる線路が残っており社内では「有効活用できないか?」との議論がなされましたが、資金面などの理由からなかなか動きがありませんでした。
またイベントに参加された方や社内から「電車の運転体験をしてみたい」という声は以前から多数ありました。
そこでその想いを実現できないかと考え、7000形入線25周年をきっかけに「運転体験を企画しよう」と思いたちました。
しかし貨物営業が終了してから約10年経過し施設の改修には大きな金額が必要となる事がわかりました。
正直この目標金額は今の岳南電車が自力で稼ぐには相当厳しい金額です。。。
運転体験できる唯一の線路は現在使われておらず、設備がかなり老朽化しており復旧には莫大は資金が必要です。
このまま何もせずに運転体験をお客様にご提供出来ないのは本当にもったいない。悔しい。もどかしい。
そのような思いで運転体験企画をあきらめかけていた時、クラウドファンディングの存在を知り、このプロジェクトを立ち上げました。
正直無謀な挑戦かもしれません。ですが、私たちはこの「岳南電車を運転する楽しさ」を多くの人に知っていただきたいのです。
皆様の温かいご支援宜しくお願いいたします。
資金の使い道
老朽化した線路やまくらぎ
運転体験を行う吉原駅構内にある約200mの側線の改修費用です。長年使用していないため、線路や電線など設備がかなり老朽化しており、多額の資金が必要となってしまいます。
集まった資金は修