はじめに・ご挨拶
全国の皆様、初めまして。
日本三大酒どころ久留米市三潴の「池亀酒造」です。
私ども池亀酒造は、独自の製法で、日本でも珍しい「黒麹」を使用した日本酒「黒兜」を開発しています。
(黒麹のみで製造した日本酒 黒兜)
甘やかな吟醸香、とろりとした口当たり、生果実を思わせる爽やかな酸味と濃醇なコクが、
今までの日本酒の印象をガラリと変えると、大変好評をいただいています。
和食だけではなく、洋食にも会う日本酒として海外の皆様にもお喜びいただいています。
(日本酒 仕込みの様子)
新しいことに挑戦はしていますが、製法については、寒造りを基礎とした、
昔ながらの製法。
良き伝統は守りながら、
頑なではなく柔軟な酒造りに取り組み、
酔う酒ではなく、
新鮮な驚きと感動を与える酒文化を発信。
そして、子供達に美しい田園を残せるよう、
お米をたくさん使って
地元の農業を応援していきたい。
それが私どもの、願いです。
池亀のミッション
需要の年々減少している日本米。
この日本米をたくさん使用して日本酒・日本産酒類を製造したい。
海外に積極的に輸出することで、
米の消費量を増やし、
日本の農業を守り、
日本の風土及び日本の食文化を後世に継承したい。
(酒米 山田錦)
現在は食生活が多様化し、日本人が消費する米や日本酒の量がかなり減っています。
日本文化の象徴である米作りは日本の美しい自然と環境の保全に役立っています。
先進国の中で食糧需給率の一番低い日本において、
農業の衰退は国土の荒廃と国家の基盤を揺るがす重大な問題です。
私たちは、米を日本酒に変えて世界中に積極的に販売することにより
米の需要や消費を高め、
地元の農業の応援と日本の食文化の継承・発展に貢献したいと考えています。
日本初!黒麹のみで仕込んだ自慢の酒「黒兜」
純米吟醸酒「黒兜」を初めて製造したのは2006年です。
当時、黒麹のみで仕込んだ純米
吟醸酒はなく、試行錯誤の上完成した日本初の日本酒でした。
発売当初、めずらしい、美味しいと評価していただいたお客様のいらっしゃる一方、
どうして黒麹を使う必要があるのか、邪道だ等、否定的なご意見もありました。
(黒麹)
それから14年が経過し、多様性を求められる時代になった今、有名蔵も白麹や黒麹を使用した商品を造り始めました。弊社の黒兜も品質を認められるようになったと感じています。
しかし、黒麹のみで仕込み、黒麹の特徴を生かしつつ、日本酒のプライドを追求した純米吟醸酒は弊社のみではないかと自負しています。
(黒兜 夢一献)
実際に、「黒兜」は国内多くの場で好評をいただき、その生産量は年々増えております。これは黒兜の個性を認めてくださったお客様のおかげだと大変感謝しております。
また、フランスにて開催されたフランス人のための日本酒コンクールKuraMasterにて、2019年に「黒兜」が金賞を受賞するという快挙も成し遂げることができました。
(KuraMaster 金賞受賞)
池亀酒造「黒兜」HISTORY
(池亀酒造 6代目 蒲池輝行)
実家である池亀酒造を離れ、様々な酒造会社での修行と経験を積み、私が自社の蔵に戻ったのは2004年です。その頃の池亀には主力の特定名称酒がなく、普通酒の販売が中心の蔵で経営も厳しい状態でした。
そこで今後伸びるであろう海外輸出を目的にワインに負けない日本酒を造ろうと考えました。
(ワインのように飲めると海外でも好評の黒兜)
日本ではすっきりキレイな日本酒が好まれる傾向があります。淡麗な日本酒は日本料理など素材を生かした繊細な料理には相性が良いですが、肉やチーズなどを使用した、いわゆるワインと相性のいい西洋料理には原酒や酸が高く、個性の強いタイプの日本酒が、よく合います。しかしそれらの日本酒はアルコール度数が高い場合が多く、個性が強過ぎると飲み疲れもしてしまいます。
また、日本酒の酸は乳酸、コハク酸が多く、これら
は温めて旨味の出る酸です。一方ワインの酒石酸はブドウ由来で、冷やして美味しいフルーツ酸と呼ばれる酸の一種です。
そこで弊社では、ワインのように冷やして美味しいフルーツ酸を含む、爽やかな酸味のある日本酒ができないか検討しました。
そして、「黒麹」がレモンやイチゴなどの果物に含まれるクエン酸を生産する能力のあることに着目したのです。
(通常は焼酎用として使用される黒麹を、独自の製法で日本酒へ)
白麹や黒麹を用いた焼酎のもろみは、ワイン以上に酸が高く酸っぱいのですが、クエン酸は揮発せず蒸留により除去されるため、焼酎には含まれていません。焼酎のもろみを多量のクエン酸で酸っぱくさせる目的は、暖かい状況で仕込まれる焼酎を雑菌から守るためです。
日本酒の麹として焼酎と同じように麹を造ると、クエン酸が多すぎてワイン以上の酸味となり、これはもう日本酒とは言えない味わいになってしまいます。
そこで黒兜の麹として独特の製麹条件を追求し、日本酒の伝統的な作り方である「山廃仕込」と同程度に酸味を抑えることが可能となりました。
「山廃仕込」の酸は乳酸菌が働くので「乳酸」主体ですが、黒兜は「クエン酸」が主体なので、冷やして飲むとワインのように爽やかな切れの良い酸味が楽しめます。
(仕込みの様子)
黒兜は、イチゴのような甘い吟醸香と洋ナシやリンゴのようなフルーティな味わいと切れの良い酸が特徴で、他とは明らかに異なる個性を持った日本酒です。個性豊かな黒兜は、日本食ブームを追い風に輸出先が少しずつ増えています。日本食はもちろん、洋食、アジア料理とも相性の良い黒兜は、現在10か国に輸出をしています。
(フレンチとの相性も抜群の黒兜。旬の魚料理とともに)
日本初!の黒麹×日本酒×オーク新樽「黒兜BARREL」を世界へ!!
高級ワインは通常ワイン樽(ホワイトオーク樽)に入れて熟成させますが、最近では日本酒でもワイン樽に貯蔵した複雑な味わいの商品を見かけるようになってきました。樽に入れて熟成さ
せると樽の成分が徐々にお酒の中に浸出し、お酒の香味が徐々に変化します。
(オーク新樽)
樽由来の香り成分ラクトンは花やココナッツの香り、熟成による化学変化でバニラの香りもお酒に付与されます。味の面では、樽より糖類、酸、ポリフェノールが抽出され、甘みと微かな酸味、ポリフェノールによる苦み・渋みなど複雑な味わいが付与されます。
(オーク樽ならではの香りが日本酒との絶妙なハーモニーを醸し出す)
ワインでも樽の成分が出過ぎると味のバランスが崩れますが、ワインより繊細な味わいの日本酒は樽成分の加減が重要です。特に酸の低い淡麗なタイプの日本酒は樽の甘い香味と苦みでバランスが崩れやすく、単に樽で熟成させるだけでは美味くなるわけではありません。
(オーク新樽で貯蔵実験中の、黒兜の様子を確認)
「黒兜」をオーク新樽で貯蔵テストを行ったところ、樽と非常に相性の良い酒質であることが分かりました。クエン酸の適度な酸味が樽の甘い香味とのバランスが良く、苦みも程良く緩和されて、白ワインのような複雑な味わいの日本酒となりました。
(日本酒グラスはもちろん、ワイングラスで飲んでも雰囲気を味わえる)
ホワイトオークで熟成させた「黒兜」
名付けて「黒兜BARREL」
黒麹日本酒の新しい可能性に挑戦すべく、商品化することといたしました。
(黒兜BARREL )
海外レストランではワイン同様、料理との相性を考えて日本酒が提供されています。最近では山廃・生酛や古酒など個性のある日本酒が好まれ、料理とのマリアージュが楽しまれています。
黒麹仕込みとオーク樽貯蔵を組み合わせた日本初の試みである「黒兜BARREL」の個性は、
必ず海外でも注目を浴び、日本酒の可能性をさらに高めることになると確信しています。
ワイン樽はフレンチオーク・アメリカンオークなど産地の違い、オーク材の乾燥方法・期間の違い、熱処理の度合い、新樽・古樽などたくさんの種類があります。どの種類の樽を使用するかで、お酒の風味が
変わります。
そこで甘く華やかな香りと上品な味わいを付与できるフレンチオーク・アメリカンオークなどの新樽を購入し、
熟成を確認しながら、一番バランスが良く美味しい状態で商品化したいと思います。
新樽は非常に高価で1度使用したものは繰り返し使用できないためコストアップにつながりますが、
このプロジェクトを必ずや成功させるべく、
そして、日本酒の新しい可能性を広げ、
世界に向けて日本酒の魂をアピールすべく
果敢に挑戦していきたいと思います。
リターンのご紹介
プロジェクトご支援のリターンとして、完成した「黒兜BARREL」をはじめとする、池亀酒造一推しのお酒をお送りしたいと思います。詳しくはぜひリターンのコーナーをご覧下さい。
※5万円以上ご支援下さった皆様へは、2022年しぼりたて新酒(純米大吟醸)をプレゼントさせていただきます。(こちらのプレゼントはリターンとは別送にて冬以降の発送となります)
○5000 円リターン 超プレミアム!最初の1樽目!初樽貯蔵「黒兜BARREL」初樽限定ラベル
○6000円リターン 飲み比べセット「黒兜BARREL」 「山田錦」
○7000円リターン 黒兜三種飲み比べセット
○10000円〜30000円 BARREL +デザイングラス セット
その他、池亀酒造で現行販売中の大人気の酒もリターンでお選びいただけます!
○5000円リターン 女性にも大人気!ふわとろリキュール3本セット
○1万円リターン 池亀プレミアム酒 3本セット
○1万円リターン 池亀オールスターズ 人気酒5本セット
○3万円リターン 超貴重!大正時代の池亀看板付!「池亀酒造職人セット」(限定25セット)
大正〜昭和初期 プレミアム 池亀の看板、前掛け、黒兜(山田錦)黒兜BARREL、木マス、塗りマス
※5万円以上ご支援下さった皆様へは、2022年しぼりたて新酒(純米大吟醸)をプレゼントさせていただきます。
プロジェクトで実現したいこ
と
おかげさまで、私たちの魂、日本初の黒麹の日本酒「黒兜」が海外で人気を呼び、輸出が伸びています。
この日本酒を使って日本初、世界初の黒麹日本酒を樽貯蔵したプレミアムな酒「黒兜BARREL」を造りたい。
しかしながらオーク新樽の価格は高く、たくさんのオーク樽を購入し、安定した量を供給できるための商品化に挑戦するにはリスクがあります。
この企画に魅力を感じ、この商品を飲んでみたい方に応援していただき、必ず、
日本初の試み「黒兜BARREL」の商品化を実現したいです。
資金の使い道・スケジュール
オーク新樽の購入
新商品「黒兜BARREL」のプロモーション
最後に
変わるものと、変わらないもの。
変わらないのは、人の思い。
家族・友人・身近な人のしあわせ。
美味しい酒を造りたい。
人の喜ぶ酒を造りたい。
酒造りを通して世の中の役に立ちたい。
創業より145余年。蔵が朽ち、人や時代が変わっても、
蔵人の酒造りに対する思いは変わりません。
池亀の酒を、世界へ!
応援よろしくお願いいたします。
池亀酒造(株)/直売所「かめのこ」
〒830-0105 福岡県久留米市三潴町草場 545
TEL 0942-64-3101/FAX 0942-64-2929
・西鉄 大善寺駅からタクシーで5分、バスで10分
・JR荒木駅からタクシーで10分
※駐車場あり
酒類製造業 営業許可証 27衛第 3000220 号
<All-in方式の場合>
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。