はじめまして。私は家族と共に神話の国島根県西部の石見(いわみ)地方の益田で、お正月のしめ飾りと米の栽培をしています。私の住む里は、益田からさらに奥へ20km程入った山村で、今なお農村の原風景が色濃く残る静かな山里です。子供たちは元気な声で挨拶をして通り、道を行くおばあちゃんが「何処から来んちゃったんかね」と声を掛けます。そんな昔ながらの風景と時間が止まったような山里で、家族と共にお米の栽培と注連飾りの製作を続けています。
商品・お店が作られた背景
農家は誰でもお米を栽培する上で、当然おいしいお米を作るべく色々な努力をします。
私もおいしい米つくりを目指して、有機肥料を多用し栽培を続けてきましたが、今から6年くらい前にある人に私のお米を 食べてもらったところ、その人から「あなたのお米は美味しくない」と言われました。有機栽培=美味しいと思っていた私は大変なショックを受けました。何故だろうか、何故美味しくないと言われたのだろうか、化学肥料は使わず有機肥料だけで栽培したのだから美味しい筈なのにと思い悩みました。色々と調べましたが分かりません。そんな時にふと浮かんだのが、人も植物も同じなのだという事でした。つまり、いくら有機肥料であろうとたくさん施用すれば(食べれば)過剰(食べすぎ)になるのです。今までの栽培だと、植物は過剰な肥料の施用で、有機肥料であれ化学肥料であれ食べ過ぎているのです。当然の事ですが、人も食べ過ぎては体の調子も悪くなり、病気になりやすい体となります。つまり、私がやっていたことは、人間の都合で有機肥料だから、植物に(体)に良いのだから食べろ食べろと思って施用していたのです。これでは健康な稲(体)になるわけもなく、余分な栄養を植物体内に蓄積し、いつ病気になってもおかしくない不健康なお米(体)になります。そのあまり余った余分な栄養が、味を不味くしている原因だと言えます。そこで、それなら断食(無肥料)したらよいのではと思い、思い切って無肥料栽培に切り替えました。 1年目は収量こそ少なくなりましたが、今までにない美味しいお米が出来ました。そのお米の美味しさの評判は少しづつ広がり、県内外の自然食材のお店やデパート、ニューヨークやサンフランシスコのスーパーにも買って頂くようになっています。
私たちの商品・お店のこだわり
農薬を使わないことと、肥料を人が撒くのではなく、その土地にある栄養を植物自身が必要なだけ利用してもらうという考えにしています。しかし、何もしないで放任しているわけではありません。土の中の有機物等を 微生物の力を借りて植物が吸収しやすいように料理しなければなりません。その為に耕耘作業や水の管理等に工夫を凝らしています。
リターンのご紹介
無肥料無農薬で栽培して5年目の、2019年産コシヒカリ白米5kgをお送りします。
我が家のお米を一人でも多くの人に知ってもらいたいと思います。
無肥料で育てたお米がどんな味なのか体験してください。
資金の使い道・スケジュール
集まった資金で、省力化が出来る田植え機を購入する資金に充当したいと思います。
最後に
農村は人口の高齢化と過疎で苦しんでいます。そんな中で農業を続けていくには省力的に栽培でき、付加価値の高い農産物を栽培していかなければなりません。今後もさらに研究を重ね食べて健康になる食べ物を目指して頑張りたいと思います。
住所・・・〒698-225