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失業者ゼロ。お金がなくても豊かに生きれる世界をつくりたい。日本初の時間銀行設立
3 ~ 4 分
14年会社経営して感じた挫折
久本和明 36歳
久本和明と申します。1984年生まれ36歳。これまで、株式会社ワンピースという会社を14年経営をしてきました。社会全体の幸せを目指して、超ホワイト企業。ティール組織。女性の働きやすい会社。大人女性の幸せづくり。地域創生事業などなど、今までにない活動をしてきましたが、資本主義でできることの限界と資本主義の終焉を感じました。資本主義は常に資本と利益を追求し続ける仕組。これでは雇用の最大化もなかなかできず、合理性がなければ貧困の人に手をさしのべれず、合理性なければ永遠に解決しない問題が置き去りになると感じました。これからは、会社をみんなに委ねて、未来の子供たちも、地球全体も含めて未来永劫、豊かに共存できる社会づくりに専念したいと思っております。
交換単位はみんな平等な「時間」
コロナで職を失ったかた、シングルマザーや、
生活困窮者のかたがたと共存&循環しあえる
みんなの時間銀行を全国に
失業率35%になったスペインでつくられた仕組。「時間銀行」これまでの労働や資本や雇用の関係をとっぱらいい、自分の強みや役に立てることを、他人の強みや役に立てることを、半直接的に交換することができます。交換単位はみんな平等な「時間」雇用にとらわれない活動で、たくさんの人がお金を稼がなくても生活できる仕組みをつくりあげております。
例えば、家事を手伝える人が時間貯金をして、ご飯をごちそうになる。子育てを助ける人が時間貯金をして、車での移動を助けてもらう。このような生活に密着した相互の助け合いができる仕組を日本中に普及させたいと思っております。
最終的にはお金を稼がなくても豊かに生活できる社会を目指したいと思っております。そのためには全国の各地域でのリアル普及活動と、オンラインのマッチングサイトの開発を目指したいと思っております。誰でも気軽に参加して、誰かを応援したり、助けてもらったりができるような仕組みを通じて、全国の失業率ゼロ。コロナで職を失ったかた、シングルマザーや、生活困窮者のかたがたと共存&循環しあえる社会をつくりたいと思っております。
「人と人との関係」というコモン(共有財)
人と人がつながることで
自分の凸(デコ)が他人の凹(ボコ)に。
「人々の毎日に幸せや喜びや感動の溢れる社会をつくる」を自分のコンセプト、そして会社のコンセプトとして考え続けました。14年日々自問自答しました。おそらく日本でもトップクラスに考えた人間だと思います。何が自分にできるのか考えつくした結果、資本主義の終焉と資本主義ができることの限界を感じました。
資本主義のロジックは資本と利益の最大化。資本主義は欲望社会でもあります。常に人間の欲望を利用し、利益を求め、憧れをつくり、希少価値をつくり、資源を奪い、誰かから、どこかから奪うを発生させてしまいます。資本主義のおかげで世界は物質的に幸せになりましたが、失ったものもたくさんあります。街が壊れていき、人と人との関係が断絶されていき、家族や友人までお金で壊れさえする。また、断絶されたがゆえに、すべてがお金や税金で解決せざるを得ない関係にまでなってしまいました。
そして悲しいことに、お金で解決し続ける社会とは、資本主義が目指す社会でもあります。つまり売上や利益をあげる源泉になるからです。私はそれを知ったとき、売上や利益を伸ばす行き過ぎた資本主義社会にうんざり