沖縄の農業をもっと発展させたい【沖縄県初】養液栽培でトマトの周年栽培に挑戦!

自身が一から農業を始めようと行動している中で、始めるまでの準備にかなりの労力と時間がかかることを体感しました。農業をしたいが、「農地が見つからない」「資金調達ができない」などで諦めた人達は多いと思います。法人化にすることで、他の企業と同じように就職ができるような環境を作り、安定雇用を可能にすることで、農業をしたい人達の手助けが少しでもできればと思います。そして農業の魅力を広げ、農業人口の増加にも貢献したいです。

また、各個人で農業を行うよりも企業として大きく農業を行い、生産性を向上させていきます。農業の平均年齢が65歳以上(農林水産省調べ)となっている現状では、今後より農業人口が減っていく一方です。人口が減れば生産量もおのずと減りますが、企業としてのメリットを活かして生産量を増やしていきたいと考えています。

(株)東馬場農園の直売所
プロジェクトをやろうと思った理由

ここで私が農業を始めようと思ったきっかけをお話します。

両親は石垣島で農業を営んでいますが、私自身は農業には興味を示させず、小学校の頃から大学卒業までバスケットボールばかりしていました。好きなことを好きなようにさせてもらったおかげで、中学時代は沖縄県選抜に選出、高校時代は沖縄県優勝、国体選手選出、沖縄インターハイ時も県の代表で旗手も務めさせて頂きました。大学時代も関西優勝、インカレベスト8、関西選抜選出などの実績を積むことができました。

大学卒業後はスポーツ関連の会社に就職しましたが、そこで初めて働くことの大変さを学ぶと同時にこのままの人生で良いのだろうかと悩み始めました。その時両親の農業がふと頭に思い浮かびました。小さい頃から農業を身近で見ていただけに大変さはよく分かっていましたが、それでも楽しそうに仕事していた事を思い出し、「農業って実は面白いのでは?」と思ったのがきっかけでした。

沖縄に戻り両親の元で農業を学ぶ事も考えましたが、せっかく関西にいるのでここでしか学べないことを学んで沖縄に帰ろうと決意し、関西の農家さんを探しました。

そこで(株)東馬場農園を見つけ、すぐに連絡して見学させて頂きました。そこで目にしたのは、養液栽培や環境制御装置など初めて見るものばかりでとても衝撃を受け、ここで学んで沖縄でも実現したいと思いました。

農業に関しては全く知識はなく一からのスタートで不安もありましたが、(株)東馬場農園の社長である東馬場さんにお会いして、学ばせて欲しい旨を伝えると快く承諾して頂きほんとに感謝しています。

研修が始まってからは毎週のように勉強会を開いて頂き、栽培面だけでなく販売方法から会社の経営まで教えてもらいながら現在に至ります。

そして来年4月から沖縄で農業を始める為に準備を進めてきましたが、沖縄で前例のない農業であること、ましてや現在沖縄に住んでいないということもあり利用できる補助事業がありませんでした。新たにハウスを建てるにも何千万という莫大な費用がかかり、融資と自己資金のみの私一人の力では厳しくなります。

しかし前例のないことでも沖縄の農業発展に繋がること、そして私自身の夢実現の為に挑戦したいと思いました。そして皆さんの力をお借りしながらも、成功させたいという強い思いでこのプロジェクトを立ち上げました。

また、このプロジェクトを通して少しでも多くの方に、農業の魅力を伝える事ができればと思っています。
これまでの活動

2018年11月 農業をやると決断。研修先を探し始める
せっかく関西にいるので、沖縄では学べない技術を学ぼうと考え関西のトマ