2匹に1匹が歩けなくなる病気を一人でも多くの方に知っていただき、歩けなくなってしまうわんこを減らしたい!
皆さまはじめまして。
股関節形成不全撲滅プロジェクト代表の津曲 茂久と俵 文利と申します。
突然ですが、皆さまは多くのわんこが”ある病気”で歩けなくなってしまっていることをご存知でしょうか。私たちはその病気で歩けなくなってしまうわんこを一匹でも減らすためにこのプロジェクトを立ち上げました。
「もうこれ以上苦しむわんこを見たくない、幸せな日々を送ってほしい。」という想いで全力でプロジェクトの成功に取り組みたいと思います。
どうか皆さまのご支援、ご声援をいただけましたら幸いです
今回私たちが挑んでいる病気。それは股関節形成不全です。
主に大型犬に発症しやすい病気ですが、小型犬さらに猫においても発症してしまうことがあるのです。
ーーある飼い主様のお話ーー
ソファーに登るのはいつもどうりジャンプできるけど、降りることがてきなくなったのです。そして、立ち上がることもできなくて、うずくまってしまいました。
動物病院の日だったので、触診してもらったら、股関節形成不全の症状が出てきたとのこと。病院から帰って来てから、悪化したので、鎮痛剤をもらって、ラブちゃんは来月の病院の時にレントゲンを撮ってもらうことに。
この病気は鎮痛剤で、痛みを和らげるしかないみたいだけど、飲んでも症状はあまり変わらない。だとすると、一生このままなの?ショックと不安でつぶされそうです。
引用元(飼い主様に掲載の許可をいただいております。)
飼い主様のブログ
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次に続く動画は股関節形成不全を患ったゴールデンレトリバーの飼い主様の動画です。
私たちはこのようなわんこにたくさん出会い、そして飼い主様のお話を聞いて来ました。命に直接的に関わる病気ではありません。しかし、わんこにとって歩けなくなることがどれほど苦しいことなのか想像すると私たちは非常に悲しい気持ちになります。
だからこそ、私たち医学の力を持ってこの問題を解決していくと決心したのです。
▼股関節形成不全は股関節の発育異常が原因で疼痛(とうつう)が発生し、悪化すると歩けなくなってしまいます。
検査手法すら確立されていない現状。盲導犬、救助犬、警察犬などでも活躍する「ラブラドール・レトリバー」や「ジャーマン・シェパード」に特に多く見られ、発症してしまうとほとんど活動ができなくなってしまいます。
また小型犬、さらには猫においても発症してしまうことがあるのです。
アメリカにおける股関節形成不全発病率は12%、スウェーデン19%、フィンランド30%なのに対して、日本は”47%”と飛び抜けて高い発病率なのです。
こうした検査体制の遅れが、日本のわんこたちを苦しめてしまっているのです。
▼現状の診断方法、治療の負荷は…
現在の検査方法は、触診とレントゲンによる検査にて関節の緩みを確認する診断方法がとられています。しかし、レントゲンによる診断をするために2歳まで待つ必要があります。
さらに国内ではそもそも股関節形成不全の認識不足が原因で、診断はあまり普及していません。
股関節形成不全の治療は内科療法として非ステロイド系抗炎症薬、体重減少、環境改善などである程度軽減されますが、発症後の根本治療は手術しかありません。
治療自体もできる動物病院が限られており、また手術費用も150万円~200万円の高い手術費がかかってしまいます。 また何よりリハビリ期を含めわんこ自身に辛く不自由な時