ません。
保護した生き物達に、『生きている間に、少しでも幸せを感じてもらう』という事を最大の目的と考えております。
現在、日本ではマスコミを中心に外来生物を、『迷惑者』『厄介者』『悪者』というレッテル付けをしています。たしかに、生態系へ影響を及ぼしたり、農業や経済活動へ被害をもたらしたりする事がありますのでそれも仕方ない事かもしれません。しかし最近は、外来生物を殺す事に躊躇いを感じないばかりか、殺す事が正義といった風潮すら見受けられます。
あまりに安易に『即、殺して解決』という考えを浸透させてしまう事は、未来を担う日本の子ども達を心無い人にしてしまうのではないかという懸念を感じるのです。
外来生物が増え過ぎ、殺して解決せざるを得なくなってしまった今だからこそ、一度、立ち止まって考えて頂きたいのです。
『何故、このような事になったのか?』『外来生物自体に罪はあるのか?』『少しでも苦痛なく殺す方法はないのか?』『少しでも生かせる事はできないのか?』
『少しでも幸せに生かす事はできないのか?』
そして、『もし、自分が一生懸命に生きようとしていただけなのに無造作に殺されるこのザリガニだったら?』といった事を、多くの子ども達に考えてもらうきっかけづくりの為にも、私は、このような活動をし、クラウドファンディングをする事でこれを周知して頂きたいと考えております。
プロジェクトをやろうと思った理由
私は、動物の映像を製作する仕事に長い間、携わって来ました。
そして、そこで痛切に思い知らされたのが、『人間以外の動物たちの悲惨極まりない実情』です。
食べるものもろくにないどころか、暮らす場所も繁殖地も日に日に潰され、彼らはどん底の生活を強いられ、年々、『絶滅』に向かっています。
そして、アメリカザリガニ等の外来生物に関しては、存在自体が認められず、駆除対象にされているものも少なくありません。
もともと彼らは、好き好んで日本に来たわけでもなく、すべて人間の身勝手な行動で故郷を追われた被害者であるにも関わらず、存在すら迷惑がられ、毎日、大量に殺戮されているのです。
もちろん、増え過ぎた外来種を放置すれば、本国の生態系が乱れるので、やむを得ない話かもしれません。しかし、彼らの顔や眼を、じっくりと見ていると、そこにキラキラとした命の躍動のようなものが必ず見えて来るのです。
『全て殺して解決』ではなく、私のような一個人でも命を救える手立てが必ず何かある気がしたのです。
そして、在来種(元から日本に居た生き物)に関しては、恐ろしいほどのスピードで激減して行っている事も実感しました。
例えば、カエル類に関しましては、東京都区部においては、なんと全種類のカエルが準絶滅危惧種以上のカテゴリーに指定され、絶滅が危惧されているにも関わらず、それらのわずかに残る生息地さえ、日々、開発によって潰されている事が長年の観察から見えてきました。
『日本の野生動物たちを減らさないようにしながら、
外来種の命も、できる限り救う』
その当たり前の事が、至難の業である現代社会に、信念を持って立ち向かい、
『1匹でも犠牲者を減らし、その命を少しでも幸せにする!!』というのがこのプロジェクトで成し遂げたい事であります。
また、このようなプロジェクトを公開して行う事で、共感し、同じような考えを持ってくれる方や、同じような行動をとってくれる方が出て来てくれると良いなあ!という思惑もございます。
これまでの活動
アメリカザリガニという希少でもない外来生物に着目し、ドキュメ