愛知県で非常持出袋の販売をしております、イーザ防災用品の杉浦愛子と申します。
私には2度の被災経験(水害)があり、当時飼っていたペットが被災(命は無事でした)したことがきっかけで全国で災害が起こるたびに被災動物について調べるようになりました。
ただ当時の自分はまだ子供で、お金や知恵もなくボランティア活動もできず、各地で災害のニュースを目にするたびに、ただただペットたちの無事を祈ることしかできませんでした。
10年前の東日本大震災では大津波により人命だけではなく動物たちも犠牲になりました。
津波の映像を見るたび私は、外で飼われていたペットやお家の中でお留守番していたペットたちはどうなってしまったのだろうかと今も心が痛みます。
でもいつまでも心を痛めてるだけでは未来は変わらないと思い、子供たちが巣立ったのを機に教習指導員という仕事にピリオドを打ち、広い範囲で被災経験をされた方にコンタクトを取り、様々な形で意見やアドバイスをいただき、今年この「ペットシェルター」を完成させることができました。
この場をお借りして、ご協力・ご教授いただいた130名の方にお礼申し上げます。
また、今このプロジェクトにご興味をもって見て下さってる方にも感謝いたします、是非最後までご覧いただき同行避難や同伴避難の重要性を知って下さい、そして正しい避難を身につけてどうか家族の一員であるその子を守ってあげてください。
この世で一番嫌いな言葉=「殺処分」です。
正直、小学生の頃にこの現実を知った私は、とてつもなくショックを受けました。「権力?莫大なお金?流通を止める?」・・・今日現在もどうしたらこの制度が無くなるのかわかりません。ただ、減らすことは絶対にできるはずです。まずは1匹でもそこに辿り着かないようにしなくてはいけないと思います、みなさんで一緒に被災動物を生まない日本にしませんか?
【被災動物とは…】
災害や大地震で迷子になってしまったり、どうしても避難所に連れて行けず放置や放浪状態になってしまった動物や災害で負傷してしまった動物をいいます。
(ペットでも放浪していると保健所に保護された場合、迎えに行かない限り収容から3日から7日程度で殺処分されてしまう可能性があります)
避難を余儀なくされ避難所に連れて行っても、ほとんどの自治体では避難所内への受け入れが困難です、仕方なく飼い主さんも避難所の外で生活をしたり、ペットと車内避難生活をしますが体調を崩されてしまうケースが多く報告されています。
日本では災害が起こると人命優先とされる中、たくさんの飼い主さんが我がペットを守ろうと必死になってくれます。ただ、各自治体のルールでペットと一緒に避難所に避難(同行避難といいます)はOKでも、避難所内で過ごすこと(同伴避難といいます)はほとんどの避難所ではNGとされています。なぜなら、避難所内にはたくさんの高齢者や赤ちゃんもいますので衛生面には大変な配慮が必要になるのです。
普段お家の中で家族と一緒に過ごしていても、避難所では衛生面等の問題からペットは避難所の外や敷地隅のスペース、運動場などの空き地で飼い主さん家族と離れて過ごすことになります。
あまり知られていませんがそのスペースに預ける際、ペット用のクレートやキャリーバック・ゲージ・リードなどパニックやストレスから逃げてしまわないような対策は必ずしなければなりません。
ただ、今の日本の現状それがほとんど知れ渡っていないのです。
動物愛護団体さんやボランティアさんが持ち寄ってくれるクレートやゲージなどは、災害規模