店の創業は1910 年(明治43年)。
渋谷に店舗を構えたのは1935年(昭和10年)。
今は銅像として人々に親しまれているハチ公ですが、渋谷西村が渋谷で開店した当時は、“現役”として、渋谷駅付近を歩き回っていたそうです。
日常使いではなく、高級フルーツの専門店として独自性を追求。
その歴史は長年積み上げられ、現在は渋谷のランドマークとして広く人々に親しまれています。
創業当時は、まだ明治時代。今のように、フルーツを手軽に食べる習慣がなかった時代に、「高級フルーツ専門店」として旗揚げしたのですから、これは相当な挑戦でした。
しかし、時代の流れとともにフルーツが日本人の生活に根付き、ギフトや御進物として高級フルーツの需要もアップ。
特に渋谷駅前という立地から、松濤など近隣や沿線の高級住宅街に住む方々からの注文やご用聞きが増えました。
今でも2代、3代と、渋谷西村のフルーツを愛用するお客様は少なくありません。
そんな渋谷西村總本店が、創業100年を超えてもなお、多くの人に支持されているのは、時代とともに扱う商品やメニューを進化させてきたから。
いまでも生産者の畑を直接訪ね、フルーツが栽培されている環境や立地、生産者の様子などをつぶさに確認。
常に、最高のフルーツを求める努力に、決して余念はありません。
また、フルーツパーラーで扱うパフェなどのデザートも、時代に合わせてラインナップを変更。
フルーツの盛り付け方だけでなく、パフェグラスやスプーンなどの体裁にもこだわり、常に、お客様に喜ばれるものを追求し続けています。
代表メニューのパフェは、1,000円で食べられるものから、旬のフルーツをテーマにした3,000円を超えるものもある特選パフェなど幅広くご用意。
特に特選パフェは、使用するフルーツのクオリティはもちろん、金色をあしらったオリジナルデザインのパフェグラスやスプーンなどのカトラリーにいたるまで、特別感を演出。
「毎シーズン、特選パフェを食べるのが楽しみ」というお客様も少なくありません。
最後に
はじめまして。渋谷西村總本店の代表、西村正治と申します。
私の祖父がはじめた渋谷西村總本店を受け継いでおります。
いつもたくさんのお客様にご利用いただき、大変感謝しております。
渋谷西村總本店は、時代に合わせ、常に進化し続けているフルーツ店です。
私が社長を継いでからも、フルーツパーラーのメニューを定期的に見直し、季節感を大事にしながら少しずつ内容に工夫を加えたり、素材を見直したりしながら、いつでもお客様に喜ばれるラインナップをそろえてきました。
創業当初は、まだ明治時代末期。
当時は、白いコートを着た店員が、うやうやしく高級フルーツを取り扱っていたと聞いています。
時代は変わり、フルーツが人々の生活に溶け込み、食後やおやつなどにフルーツを食べる習慣も根付いてきました。
しかし、高級フルーツは、日常的なフルーツとはひと味違うもの。
「高級フルーツ」と聞くだけで、心が弾んだり、ウキウキしたりする人も、少なくないのではと思います。
パフェやフルーツは、必ずしも、生活の必需品ではないかもしれません。
しかし、高級なフルーツや、それらを使ったデザートは、確実に人の心を弾ませ、日々の暮らしを鮮やかに飾ってくれます。
私たちはこれからも、日々の日常に彩を添える、そんな存在でありたいと思っています。
ブルーの制服を着た調理スタッフと清潔感のある真っ白な制服を着たホールスタッフ
■ 特定商取引法に関する記載
●販売事業者名: 株式会社 渋谷西村