はじめに
こんにちは、カナザワリカコと申します。
約10年間の東京暮らしを経て、地元の新潟市へ戻ってきたばかりの28歳です。
SAN横の長屋にて
私はこの冬、新潟市上古町商店街3番町に生まれる「まちのちいさな複合施設 SAN(さん)*」の立ち上げ、そして、私自身も複合施設の中で「文化商店 踊り場」という店を拓き、イベント企画/ギャラリー展示&ショップ/スナックそのほか祭り事を行う、新しい場所をオープンすることにしました。
1年前まで飲食店が入っていた、来年で築100年の長屋が舞台です。
*「まちのちいさな複合施設SAN」とは?
新潟市中央区古町(ふるまち)エリアで、フラワーショップや飲食店、デザイン会社、そして文化商店踊り場の4つの事業者によって築99年の長屋で構成される、まちに暮らす人、遊びに来た人に向けて「ワクワク」を提供する新たな施設です。
これまで、それぞれのフィールドで活動してきたプレイヤーが一つの複合施設に集結し、古町を、新潟をもっと明るく楽しく、そしてこのまちをずっと大切にできるような場所を作ります。
(古町ってどんな場所?という方は、こちらをご覧ください)
複合施設SANを作っていく、メンバーたち。
私が育った古町は、古いものと新しいものがつねに混ざり合い、ゆっくり時間をかけて変化してきたまちです。
古着屋やカフェ、雑貨店といった若者の集まるエリアかと思えば、古くから続く料亭や和菓子店、呉服屋など背中の曲がった世代も日常を過ごす、長く人々に愛されてきた場所です。複合施設SANの予定地は、そんな古町のなかでも特にさまざまな世代が行き交う、上古町(かみふるまち)というエリアにあります。
2階建・横の小道から奥庭へ繋がっています。
私はこの複合施設SANを通して、人や物事が出会い、何かを始め、そして、このまちの営みを続けていくための「未来の古町への種まき」ができたらいいなと思っています。
古町にどんな未来が待っているのか、全くわかりません。
でも、まちを大切に思い、続けていくことがきっとこのまちを良くするはず。
そんな気持ちから、まちの人もそうでない人も楽しめる、ワクワクする仕掛けをたくさん用意しました。
きっと、今より楽しくなります◎
(上)屋根と奥庭(中)1階(下)2階
「odoriba furumachi/文化商店踊り場」とは?
そんな複合施設SANのなかで、私が新たに立ち上げる「文化商店 踊り場」は、1ヶ月、1週間、1日単位で箱の中身が変化する、さまざまな体験や出会いのできる、文化を看板商品にした店舗です。
踊り場では、県内外(首都圏、関西圏)からのアーティスト/ゲストが、この場所に出店してイベントやワークショップを開催します。アートや写真などの展示だけでなく、雑貨、飲食、古着、農作物など。さまざまなものが集まり、「まちの楽しさ」を表現できる場所になれるよう、あれこれと準備しています。
まずは、踊り場で「なんだか、おもしろいもの見れたな?」という気持ちの土壌を作ることが第一目標。そして、あわよくば踊り場のゲストがいつか古町の仲間になってくくれることをちょっぴり期待しつつ、この場所があることで、新潟をいつもより少し好きに、少し誇れるような場所になることを目指します。
また、踊り場は場所の運営だけでなく、情報発信機能を備えています。まちのこと、ひとのこと、ブランドのこと、会社のことなど、さまざまな形で編集して、みなさんの情報発信のお手伝いを行います。
たいそうなことを言うと、「新潟にいても何