老舗桐箱店が手がける現代の暮らしにフィットした桐箱アイテムをひろめたい!

老舗桐箱店が手がける現代の暮らしにフィットした桐箱アイテムをひろめたい!
明治元年創業の老舗桐箱店と芝浦工業大学の学生がタッグを組み、現代の暮らしにフィットした3つの桐アイテム(スピーカー・眼鏡ケース・スパイスキューブ)を開発しました。

はじめに・ご挨拶

はじめまして、私たちは箱義(はこよし)桐箱店と申します。

私たちは、明治元年に現在の東上野(東京)で桐箱業として創業以来、「お客様の喜ぶ品物を一つずつ丁寧につくる」事を信条としてまいりました。令和となった現在でも、質の高い技術を守り人々に愛される品物を作り続ける事を大切にしています。

「桐箱」と聞くと、「着物を入れる桐たんす」や「陶器を入れる桐箱」などを最初にイメージされる方が多いのではないでしょうか。

年配の方には馴染みのある桐のアイテムですが、若い世代の方の暮らしの中で使われる機会はそう多くありません。今回、桐の魅力を若い方にも伝えたいと思い、芝浦工業大学デザイン工学科の学生さんにデザインを依頼し日常の中で気軽にお使いいただける【3つの桐アイテム】を共同開発しました。

3つの桐アイテムのご紹介

①桐のスピーカー

桐は、古来より琴や琵琶などの楽器にも使われてきたほど、非常に音響効果がある素材です。

音楽を再生したスマートフォンや音楽プレイヤーを桐スピーカーの中に入れると、音が反響する効果が。

桐のスピーカーを通して出た音は、多孔質な桐の中に雑音が吸収されることで、まろやかな音になるのです。

電源不要で、簡単に本格的な音を楽しむことができます。

スピーカーの四隅に空洞があるのには、秘密があります。それは、より音を集音・反響させるため。芝浦工業大学の学生さんが実験を重ねた結果、この形が一番きれいに音が響き渡る形状だと分かりました。

使用しない時にはケースをかぶせて、省スペースで保管が可能です。

②スパイスケース

■スパイスケース(3点)

9個穴のスパイスケース×3、爪楊枝ケース×1がセットになったスパイスキューブです。桐の特性によって、湿気や虫から中身を守り、保存性をキープ!

一般的に、スパイスは湿気にさらされることで少しづつ香りが失われてしまいます。「花椒」「ブラックペッパー」「ガラムマサラ」等の料理のアクセントとなるスパイスは、ケースでの保管をおすすめします。

中に入れるスパイスで特にお試しいただきたいのは、自然塩。桐の調湿効果によって、湿気の多い夏の時期でもさらさらな状態を保ちます。

スパイスキューブには、9個の穴が空いているのでスパイスをまんべんなく振りかけることができます。

塩の場合、約55g入るので頻繁に詰め替える必要がありません。

底の蓋をスライドさせるだけで、簡単にスパイスを補充することができます。

■爪楊枝ケース 

爪楊枝を1本ずつこまめに取り出せる設計です。蓋付きなので、使用しない時にも埃から守ります。

蓋の上にスパイス・爪楊枝ケースを載せると、スッキリとひとまとめにすることができます。お掃除の際など、持ち運びもラクラクです。

③桐の眼鏡ケース

桐の多孔質性を活かした、軽くて持ち運びにも便利な眼鏡ケースです。

多孔質とは、まるで発泡スチロールのように気泡状の独立した組織が密集している状態のことです。軽さを保ちつつ、外部からの衝撃を吸収することができます。

すっきりとしたシンプルなデザインなので、長くお使いいただけます。

眼鏡ケースのほかにも、日常の中で自由にお使いいただけるケースになっています。文房具などの小物を入れてお使いいただくのもおすすめです。

持ち運び用に便利なバンドをお付けします。3種の中から、お好きなデザインをお選びいただけます。

桐の特性

実は、桐は木ではなく「草」の仲間。そのため、古来から軽くて多孔質な特殊な素材として親しまれ