間伐材からできた木布(モクフ)で環境保全の連鎖を!

間伐材からできた木布(モクフ)で環境保全の連鎖を!
日本の山の間伐材を原材料に織り上げられた布「木布(モクフ)」を社会に広め、間伐材を有効に活用した布製品を開発、発信することで私たちの環境全体のサスティナブルな好循環を生み出すことを目指します。

□お洗濯の後、多少の縮みがございます。

実は日本はアパレルの天然繊維の原料98%以上を輸入に頼っていることをご存じですか?
「木布(モクフ)」は国土の2/3を占めている森林の有効活用から産まれた素材です。
原料から織り、縫製まで国内で生産を完結しています。これはSDGsの考えに沿った活動です。

同じ産地から同じ比率(杉とヒノキの割合)でもロット毎で違う

また 比率の違いでの色の違いを楽しめます。

「臭いが気にならない」「呼吸が楽」と愛用者様から感想をいただいています。
木、本来が持つ効果がそのまま布となりマスクに活かされています。
森林が呼吸するように、木糸も息づき、優しく私たちを包み込んでくれます。

▼育てる

▼伐る

▼織る

▼使う
「木布(モクフ)」 製造工程アウトライン

1.木の収集・選別

伐採は豊かな森林を守るために必要とされています。
その工程に生まれた間伐材を収集します。

2.木の持ち出し

集めた木材を、細かく粉砕し、小片にします。このチップが「木布(モクフ)」 の原料となります。

3.地球釜による加工

地球釜といわれる巨大な釜を使い、繊維を蒸解します。木片から原材料となるセルロースを抽出します。セルロースからパルプを作ります。
・国内の協力会社で、セルロースを抽出した後の加工を行う
・小ロット対応可能
・トレサビリティの保証

4.抄紙加工

抄紙機にてパルプを均一に伸ばし、糸の原料をつくります。その後、スリット加工という和紙を1~4mmの幅に細かく裁断し、スパイラル状に巻き取り撚糸します。ここで「木布(モクフ)」 を織る糸の完成です

5.大阪にあるメーカーで製織し「木布(モクフ)」が完成

完成した糸は縦糸、横糸の組み合わせで様々な特徴を持った「木布(モクフ)」 を織り上げます。
今後は、伝統織物の西陣織や京丹後、与謝野町の絹織物との交織で新しい表現を目指します。

木糸は、日本各地の工場と契約し、国内生産による安定供給が実現できました。

汗を吸っても少し経てば発散するため、べたつかず和らぎます。洗濯後も嬉しい乾きの早さ。

天然素材なので、使い終わって土に埋めたら土に還ります。とってもエコな素材です。

社会が事業にもとめる意義とゴール、そしてその過程を共有し、経験を楽しんでもらえる事を準備することで、この事業を持続可能なものとするエネルギーとなり、コンシューマー、企業の共創となる原動力を生み出します。
この創造を共にしたいと思う気持ち。夢の実現に関与したい気持ちを高めることが、この事業を持続可能なものにする鍵と考えます。

目標8

「木布(モクフ)」 生成の各工程において、雇用を創出します。
「木布(モクフ)」 製品の価値を高めるブランディングにより高い雇用条件を作ることを目指します。
目標14.6.15

森を再生し山の生態系を取り戻すこと。
重機を入れることのできない環境の森でも。人の手による間伐材・倒木運びだしの方法を確立しそのシステムを稼働させ豊かな森を再び取り戻す。

山の改善→保水力の改善→災害予防→山の養分を海へ→豊かな海

という水の循環をも正常化させます。
目標13

地球温暖化が進む中、それが原因で世界各地で豪雨被害が発生します。
森林を適切に管理することが水害などの被害を抑えます。
目標12

「木布(モクフ)」 の価値を高めて、理解を深め、使用量を増やす。そのことで、間伐材の有効利用、産業化、資金化により、森林管理の費用を捻出。持続可能な取り組みを生み出します