福岡県の農産物と農家の新しい未来を切り開くために!

福岡県の農産物と農家の新しい未来を切り開くために!
九州福岡県の農家の活動と日本の食を守る為の支援プロジェクトです。福岡県久留米市は、葉物野菜の名産地で全国各地へ出荷していますが、新型コロナウイルスの影響により続いた単価安に加え、4年連続5回目の水害に見舞われ、生産者200件弱(福岡県三井管内)の農作物や施設設備等において甚大な被害が出ております。

【概要】

福岡県久留米市は、葉物野菜の名産地であり全国各地へと出荷しています。その名産地が、新型コロナウイルスの影響により続いた【単価安】に加え、【4年連続5回目の水害】に見舞われ、200件弱の生産者(福岡県三井管内)の農作物や施設設備等において甚大な被害が出ております。

三井地区の農家たちは、ここ数年の気象変動による【連続的な水害】に見舞われている状況下においても、名産地としての誇りを持ち、再生産に向けて営農活動に励んでおりました。

しかしながら、昨年からの新型コロナウイルスの影響による単価安での売上および利益の急激な減少、4年連続5回目となる水害によって、復活の危機に陥っております。

そこで私たちは、まず今回の水害を一丸となって乗り切るため、福岡県三井地区の被害を受けた農家の中でも特に被害が酷く、行政支援でもままならない農家を中心に「オール三井アグリチーム」という団体を立ち上げました。農作物生産者が負担し続ける農地の復旧、施設・設備等の修繕といった、営農活動を継続させていく上で必要な支援の要望活動を実施します。

近年、全国各地で気象変動による豪雨災害等が発生しております。

福岡県久留米市を中心に、小郡市、太刀洗町からなる【三井地区】は、西日本で生産量1位を誇る葉物野菜の名産地です。

その名産地である三井地区は、4年連続5回もの豪雨災害に見舞われました。

【広範囲で水没した三井管内】

【水害直後の畑とビニルハウス】

昨年までは、今年同様に豪雨災害に見舞われながらも、日本の食卓を守るため、金銭面においても、身体的・精神的にも、大変苦しい中、生産者独自での災害対策への設備投資や生産者間にて連携を取り、お互いを助け合い、営農活動を継続して参りました。

しかし、今年については、昨年からの新型コロナウイルスの影響により、野菜全般の価格低迷(通常時より、5分の1以下の安値)により、収入(売上および利益)の確保がままならないところに、追い討ちをかけるかのように、豪雨災害の甚大な被害に遭いました。

【水害直後のビニルハウスの中】

手塩にかけ育てた農産物の廃棄はこれまでにおよそ4000トン。日照不足等により再生産の準備もままならない中、いま、生産者の精神と環境は、「このまま農業を続けるべきなのか」、「続けていくことができるのか」と、先の見えない不安の中で窮地に立たされております。

このままの状況では、離農する生産者が相次ぎ、生産量の減少による価格の高騰化、各地方で問題となっている放棄された農地の荒廃地化の加速等、様々な問題が相当大きな規模で発生すると予測されます。

名産地の一つがこのような状況に陥ることで起こる問題は、生産者に限ったことではありません。

現に、豪雨災害前と後では、生産者から出荷する時点での野菜の価格高騰は、多品種にわたり5倍~10倍となっております。

国産野菜の価格高騰は、消費者の皆様の家計において直接大きな影響が出るとともに、
それを補うために安価な外国産野菜の輸入に頼ることになると、
「高品質で安心・安全な日本の農業」
を脅かす事態を招くことが確実に予想されます。

現在、野菜は図(上部)の仕組みで出荷され、各市場や各仲卸を通ってスーパーなどの販売店へ陳列されます。

この流れでは、生産者から出荷されて消費者の手に届くまでに、3〜4日程度かかっています。また、様々な仲介や流通コストがかかることにより、消費者の方へ届く頃には、出荷値の3〜5倍近くの価格になるケースも少なくありません。

今回の水害によりメ