ている布を染めるのでなく、まず糸を染めてから織って布に仕上げます。
いくつもある藍染の液に糸を浸し、何度も繰り返して色の濃淡をつけます。
こうした時間と手間をかけて作った布は本当に色合いが綺麗。
こうしてこだわって作った布をドレスにするのは、アトリエリカの加藤弘美さん
加藤さんはアパレルパタンナーを経てフリーとしてサンプル制作、オーダーメイド、衣装制作などに従事し埼玉県寄居町にアトリエリカをオープン。着物リメイク、洋服リフォーム工房兼販売、洋裁教室を行なっています。
加藤さんのこだわりは物へ慈しみの心をもつこと。無駄を出さず着物の生地や普段捨ててしまれる布をリメイクして製作しています。
こちらは今回製作する藍染ドレスの仮縫い(サンプル)
この生地は思い入れがあるけれど着なくなってしまったというお客様の大切な着物を使わせていただきました。
もちろんこの仮縫いも活用させていただきます。
今回ドレス製作にも演奏しやすさの私のこだわりに藍染の生地の良さを伝えるための工夫を施しています。
(ドレス製作の過程は後日公開します!)
また、どうしても出てしまうドレス製作中の布の端切れを無駄にしないため、アクセサリーやポーチ、バッグなどをつくりリターン品として提供します。
これもSDGsの目標のひとつ「12.つくる責任つかう責任」です。
今回挑戦しますのは、
埼玉県深谷市出身で活動するフルート奏者の川上葉月です!
生まれも育ちも深谷。この地で音楽を学び、音楽大学を卒業したのち栄一も住んでいたフランスのパリに留学しました。
帰国後は「地元深谷市を音楽で盛り上げたい!」と、音楽教室の立ち上げ・音楽体験会・コンサートなど音楽普及啓蒙活動を行ってきました。
2017年には「埼玉県深谷市 地元愛に溢れたCD制作プロジェクト」のクラウドファンディングを行ない、達成率127%で達成しCDを制作しました。
当時のクラウドファンディングはこちら▼
また、私は大の幕末&渋沢栄一ファン!渋沢栄一検定中級も取得しています。
2021年3月に深谷市主催で行われたコンサートでは、「渋沢栄一の生涯を音楽で巡る旅」と名付けた講演コンサートを開催しました。
これは渋沢栄一の歴史と音楽史を年表で見ながら関連する曲を演奏するイベントでした。なんと申し込み受付を開始して20分で定員となりました!(コロナ対策のため2回公演の各回30名定員)
公演プログラム 年表も入っています。
リターン品記載のプロモーションでは大河ドラマ「青天を衝け」メインテーマの演奏を使用する予定です。こちらはコンサートで演奏した様子です。
コロナ渦中で様々なことが制限され、私のような音楽家も活動ができず苦労しています。幸い私の経営する音楽教室には感染対策をしながら今まで通りたくさんの生徒さんがレッスンに通っています。
多くの生徒が小学生以下の子どもで、普段ならば毎年楽しみにしていた遠足・運動会・旅行などが中止となり毎日文句も言わずきちんとマスクをしてくる生徒を見る度苦しめられました。
こうした中、音楽家として栄一のように福祉などSDGsに関わりたいと思い、考えたのがこのプロジェクトでした。
◎渋沢栄一の基盤をつくった家業の藍染を現在も受け継ぐものづくりの素晴らしさ
◎子どもが音楽の教育を受け、発表する場を提供する
◎高齢者や医療従事者に音楽の力を届けたい
そしてこうした活動により、地域により渋沢栄一とともにSDGsを根付かせ、
SDGsの目標「11.住み続けられるまちづくりを」を達成させ