考えた、こだわりカジュアルをご紹介します。
「明るい色の服も気にせず着てみたい!」
車いす生活を考え抜いた工夫が至るところに。
車いすで生活している人たちの多くは、服に付く「シワ」や「汚れ」が気になりがち。汚れが目立たない色の服を選ばざるを得ない人も多いです。でも、せっかくなら好きな色の服を好きなタイミングで着たいもの。明るく爽やかなホワイトを採用しました。
タイヤにこすれて汚れてしまわないよう、内側に肘あてをプラス。バイカラーにすることでオシャレと使いやすさの両立を実現しました。また、車いすを漕ぎやすいよう、袖丈は従来よりも少しだけ短くしています。
「トップスの裾がだんだん上がって、いつのまにか背中がめくれてしまう」車いすユーザーなら、共感できる悩みなのではないでしょうか。毎回、背中に手を回してめくれを直すのは面倒ですし、ちょっぴり恥ずかしいもの。サイドにスリットを入れてめくれを防止します。
シャツはこだわりの細身シルエット。
見た目も着脱もスマートに。
カッチリカジュアルに着こなせるよう、細身シルエットのシャツに。パーカーと同様、リネンコーデュロイシャツの内側にもバイカラーの肘あてをプラスしています。
握力に自信がない方でも着脱しやすいよう、スナップ式のボタンを採用しました。金属型にすることで、上品でカジュアルなイメージになるよう仕上げています。
シャツにの内側にも肘あてをプラス。パーカーとは違うカラーで着回しも楽しめます。
モデル着用品はサンプルの為、肘宛部分の実際の色はもう少し暗めのブラウンになります。下記写真を参考にして下さい。
この商品の制作を担当した鈴木さんより
僕は、怪我が原因で車いすユーザーになりました。乗りはじめの頃は生活に慣れず、服を選ぶときも「着やすいかどうか」だけを考えていたんです。でも、それだと「好き」の要素がないから、結果的に着たくなくなるんですよね。元々ファッションが好きだからこそ、ジレンマを感じていました。今回のプロジェクトで「そうそう!こういうのが欲しかったんだ!」と思える服が完成して、本当に嬉しく思います。長さを変えたり、縫い方を変えたりと、少し工夫するだけで、「好き」なファッションをここまで「ラク」に着られるようになるのかと、本当に感動しました。これをきっかけに、車いすユーザーの方々のファッションの選択肢が、もっと広がればいいなと思います。
人生初のジャストファッション!
3D計測だからこそ、
悩みを解消する“似合う”を実現。
ホルモンや骨に関する病気で。体質的な問題があって……など、
さまざまな原因から生じる低身長という悩み。
身長に悩むみなさんが声をそろえて話すのは、「自分に合う服のサイズがない」ということ。
既製服の多くは、日本人の平均サイズでつくられています。
そのため、成人後も子ども向けの服を着たり、半袖や半ズボンといった夏物を年中使い回したりと、試行錯誤を繰り返しながら、毎日の服を選んでいるそうです。
「ファッションは、楽しむというよりも、“自分でも着られるかどうか”だけで選んできた」
そう話す伊勢坊さんの身長は、約110cm。
彼の身長に合わせたセットアップを制作しました。
低身長などの悩みを持つ人たちも、自分にピッタリな服が見つかるともっとファッションが楽しめるはず。伊勢坊さんと一緒に考えた“こだわりポイント”をご紹介します。
留めやすく、かっこよく。
絶妙なバランスにこだわったシャツ。
バンドカラーシャツにすることで、よりスタイリッシ