ァッションサービスです。
社会には、さまざまな人が生活しています。だからこそ、誰もが“同じじゃない”という当たり前を、もっと、もっと、ファッションに取り入れたい。「Play fashion! for ALL」はそんな想いから生まれました。
インクルーシブファッションとは、障がいの有無、年齢、ジェンダーに関わらず、全ての方を孤立させず包摂することを目指すファッションのことを指します。何らかの障がいがある人は、世界に約10億人いるとされており、その中には、身体的な障がいによって、自分で洋服を着脱することが困難であったり、選べるデザインが限られてしまったりする方がいます。
「Play fashion! for ALL」は、協業企業として参加してくださった豊島株式会社 の3DCGデザイン「VIRTUAL CLOTHING™(バーチャルクロージング)」を活用して、そのような課題がある人のニーズに合わせた洋服を製作し販売する取り組みです。着脱のしにくさやサイズに悩まれていた方々に、もっと自由にファッションを楽しんでいただける機会を提供してまいります。
プロジェクトの制作が本格的にスタートしたのは2020年12月。コロナ渦でのスタートとなりました。アダストリアゼネラルサポートの社員3名に参加してもらい、リモート会議を通じてそれぞれのニーズに叶う服のアイデアを出し合いました。山形県山形市で働く鈴木さん、茨城県水戸市で働く伊勢坊さん、群馬県高崎市で働く小林さん。障がいや持病を持つ彼らと一緒に、3タイプのファッションを考えていきました。
毎週、リモートでのオンライン会議を実施しました。
リモート会議でそれぞれが出してくれたアイディアをもとに、各洋服のデザインやパターンを制作。その後、3名それぞれの3DCGアバターを作成し、3DCG(VIRTUAL CLOTHING™)を活用しながらパターンの修正を行いました。リモート会議のみで、精度の高い1stサンプルを仕上げることができています。
リモート会議にてパターンの修正を実施。それぞれの体型データを取得し、3Dアバターを作成。
360度さまざまな角度からデザインやパターンの検証を行いました。
そこから更にやり取りを続け、遂に、「一人ひとりの視点を大切にしたファッション」が完成!3名のアイデアがつまった商品をご紹介します。
着るのがラクチン、おまけにかわいい。
入退院を繰り返す私に寄り添ってくれる、機能的でオシャレなこだわりパジャマ。
自由に外出できず、長い時間をベッドの上で過ごす入院生活。
その間、最も肌に触れているのが入院着のパジャマです。
「入院中だけのことだから」
「治療することが最優先だから」
「だから、ちょっとぐらい着心地が悪くてもしょうがない」
そんな風に考えている人が意外と多いことに気づきました。
でも、果たしてそれでいいのでしょうか。
毎日着るものだからこそ、もっと快適であるべきだし、
毎日着るものだからこそ、オシャレだって楽しみたいもの。
だから私たちは、長いときには数ヶ月の入院を要するという膠原病(こうげんびょう)を発病して約10年の小林さんと一緒に、入院中の悩みをとことん解消したパジャマを制作しました。
トレンドのブルーにサラっとしたヨウリュウ生地。
スナップボタンで着脱もスムーズ。
トレンドを抑えた爽やかなブルー。さらっとした質感のヨウリュウ生地に、カジュアルで上品なデザイン。パチンと留められるスナップボタンは、握力に自信がないと話す小林さんでも使い