【文化財 ぶり御殿】伝統料理を食べて『文化財の保護と活用』の支援をお願いします

【文化財 ぶり御殿】伝統料理を食べて『文化財の保護と活用』の支援をお願いします
明治期「日高式ぶり大式網」を発明した300余年の漁業家の伝統料理を自社製造しています。延岡市有形文化財日高家住宅(ぶり御殿)内では「美×食×歴」飲食提供事業を行いその収益で保護修繕を行っておりますがコロナの影響を受けました。本プロジェクトでの収益を燻製棟の修繕にあて、コロナ後一般公開をいたします。

平銅山において、銅の精錬滓を活用して製造された煉瓦である為、内藤家関連施設のみで利用されていたことから日高家の燻製棟に使用されていることは例外的な事例として評価が出来るものです。

貴重な産業遺産ではあるものの、現状のままでは、皆様にお見せする事ができない状態です。

そこで今回、本プロジェクトで、丸窓の修繕、及び入口扉を強化ガラスにし、一般開放を行い、広く産業遺産としてのぶり燻製棟を公開したいと考えます。

又、子供たちの郷土歴史を学ぶ上でも公開を目指しています。尚コロナ感染症収束後には県外や海外からのお客様にも、歴史の中での「ぶり漁網の開発」「多量に捕獲されたぶりの出荷」「日本の水産業革命が宮崎から始まった」等を地方の活性化に繋がるための文化財活用と保護を行ってまいります。

カラミ煉瓦棟の入口及び丸窓

日髙家住宅説明

庭の片隅に現存するカラミ煉瓦棟

「ぶり御殿」は27LDK、屋敷は1号、2号、3号と呼ばれる作りであり、1階は1号から3号まで自由に往来が可能ですが、2階はそれぞれに階段があり、2階同士の往来は出来ない作りとなっております。

3号の海に面する西側にある浴室天井は(化粧野縁)と言われる湯気抜きがあります。その天井は大変珍しいもので見学に値することから、今回のプロジェクトで、外回り窓を強化ガラスに改修し外から見学が出来るようにし、宮崎県の観光資源の「ぶり御殿」の一歩を踏み出したいと考えます。尚大広間には通し柱や、希少価値のある梁が使用されています。そして高い天井には明治時代から自家発電で灯されてきた輸入されたシャンデリアが御座います。この大広間を外からの見学可能にするために強化ガラスに改修をさせて下さい。外からの見学が可能になれば観光目的だけではなく子供たちの歴史の学びの場としても提供が出来ますし、当然県外や収束後には海外からの受け入れも可能になり「文化財活用と保護」を目的とした事業展開も軌道に乗ると信じています。

浴室の天井は化粧野縁と言われる湯気抜き

大広間明治期シャンデリア

明治時代台所大広間縁側

外から見える広間

広間から庭見る風景

屋号である料亭ひだかは六次産業化で自社商品開発製造販売を行ってきました。その料亭ひだかの商品は全てが日高家に伝わるもてなし料理を商品化し自社製造自社販売を行っていますので、商品を購入して頂ければその収益を修繕、改修、保存の為に使わせて頂きます。今回の改修は外から見学を可能にするための強化ガラス張り替え改修やスポットライトで見学が容易にできるようにさせて頂きたいと思います。

日高商品

炙りぶり醤油漬け

日高商品

日高商品

なぜ燻製棟を修繕・公開するのか

からみ煉瓦燻製棟は内藤藩関連の銅山で採取された銅を活用し製造された煉瓦です。
内藤家関連以外でしかもカラミ煉瓦建造物は、日髙家屋敷内に保存されている燻製棟しか有りません。

日高家敷地内燻製棟このような歴史を語る産業遺産が残っているのに、今まで誰の目にも留まることなく庭の片隅に放置されていました。屋敷が文化財に指定され文化課の方々とお会いする機会が増え、私共もこのからみ煉瓦燻製棟の産業遺産としての価値に気づいた次第です。

扉を強化ガラスにすることで、一般公開を行ったときに保存を行いながら内部をガラス越しに見ることが出来、宮崎の偉人101名に掲載されている日髙亀市翁のぶり漁にかける執念と、当時冷凍技術のない状況でぶりを燻製にすることで九州から遠方の関西関東へ出荷を行っていた歴史を繋いでいき、見学時にこのロマンを体感し