海の魅力を学び楽しむ「クラゲ水族館」を福井につくる!

海の魅力を学び楽しむ「クラゲ水族館」を福井につくる!
水族館職員として、クラゲ専門の飼育販売業者として、約15年にわたって海の生き物と向き合い続けてきた実行者。活動の拠点である福井県福井市の越前海岸エリアに、私設の水族館を立ち上げます。メインとなるクラゲの展示を中心に、海について学び、海との関わりを楽しめるきっかけとなるような水族館を目指します。

ごあいさつ

はじめまして!
福井県福井市に住む田中俊之と申します。

この度は私のプロジェクトをご覧いただきありがとうございます!

私は24歳のときに水族館職員として働きはじめて以降ずっと、海の生き物と向き合う仕事を続けてきました。そんな私の人生をかけた挑戦は、海の魅力を学び楽しめる、私設の「水族館」を福井市の越前海岸につくることです。
地域の公民館を水族館に

私が挑戦するのは、使われなくなった地域の公民館を再活用し、小さな「水族館」を作ること。その名も「くにみクラゲ公民館」です。※「くにみ」とは、公民館が位置する福井市国見地区の「国見」から。

私が活動拠点としている福井市越前海岸エリアは、たくさんの生き物がすむ自然豊かな地域。地域の生き物を紹介するとともに、さまざまな体験活動やワークショップを通じて海の魅力を皆様にお届けしたいと考えています。
くにみクラゲ公民館(写真中央右の白い建物)も海が目と鼻の先
人生を変えたクラゲとの出会い

「生き物に関わる仕事がしたい!」

幼少期から生き物が大好きだった私が、初めて生き物に関わる仕事でお金をもらったのが水族館でした。水の中の生き物を育てるのは自分に合っていたのだと思います。水槽の中に広がる幻想的な世界に癒されたり、感動したり。広い海にはまだまだ何がいるかわからない。そんな神秘性はとても魅力的でした。

越前松島水族館の職員時代

水族館での仕事を通して、どんどん深まっていく海洋環境への興味。海は全てのものとつながっているということを、海の生き物たちから教えてもらったのです。

なかでも私の心を惹きつけたのが「クラゲ」です。

ミズクラゲ

ライトアップされた幻想的な姿やゆったりとした動きに癒される反面、デリケートなクラゲは飼育がとても難しい生き物のひとつ。だからこそ、クラゲと向き合う時間はとても貴重なものでした。

その後いくつかの水族館で働いた私は、2015年に独立。地元・福井にて全国的にも珍しい「クラゲ専門店 Atolla(アトゥーラ)」を立ち上げました。

越前海岸をはじめとした日本海側の海辺でクラゲを採取し、全国の水族館やクラゲ好きのみなさんのもとへとお届けするというお店です。地道な仕事ではありましたが、2018年には全国ネットのテレビドラマにもクラゲを提供させていただくなど、その界隈ではそれなりに名前を知ってもらえるようになりました。

また、2019年には、ライトアップされた水槽の中のクラゲを愛でながらお酒を楽しむことができる「クラゲbar」を福井駅前のとあるビルにオープン。

クラゲbar

家ではなかなか飼うことが難しいクラゲを気軽に楽しんでもらうことができる場所としてのbar運営は、私が今回のプロジェクトに取り組む意味をより明確なものにしてくれました。

(※クラゲbarはクラゲ水族館オープン準備のためしばらく休業中)
「くにみクラゲ公民館」で実現したいこと

今回のプロジェクトでは、来館していただいたみなさんに海の生き物の魅力を知ってもらうことはもちろん、海を大事にする気持ちや、環境に対しての興味や関心をもっていただけるような水族館をつくりたいと思っています。

「くにみクラゲ公民館」の初期コンセプト

私自身は、海の生き物と向き合う仕事を通して、海をとりまく様々な環境問題について知ることができました。

例えば、温暖化による海水温の変化によって、それまで棲めていた生き物がすめなくなったり、逆に、他の地域の生き物が入り込んだり。海の生物相の変化は、それまで絶妙なバランス