やフリーペーパーを発行する「阿佐谷百貨店」を運営してきました。
2020年より街に根付くイベント「阿佐谷ジャズストリート」の実行委員を担わせていただいているのですが、その活動のなかで私は、商店が持つポテンシャルや、地域で日々がんばる人たちにすっかり魅せられてしまいました。
そういった背景もあり、商店街の一角にあるこの場所をコワーキングスペースとして機能させることは、私にとっては自然で、とてもワクワクすることだったのです。
とはいえ商店街は時代の変化に伴って多くの課題を抱えており、時代の移り変わり、また少子高齢化も相まって機能しなくなってきている背景があります。
商店街という枠組みを超えた新たな関わり方により、1つ1つの商店の魅力を引き出す。そんなお手伝いを『ライブラリー』のメンバーと一緒にできたら最高ではないでしょうか。
自分たちが暮らす街なみの彩りを、自分たちでデザインしていく。
お店が活気を取り戻して、街の人たちに笑顔が溢れる。
私がイメージしている街とコワーキングスペースとの関わり方は、このようなものです。
コワーキングスペース『ライブラリー』の情報
ライブラリーは施設準備にあたり、これまでに多くの方たちにご協力いただきました。
おかげ様でなんとか少しずつ形になってきたと思います。
しかし、ライブラリーにはまだまだ足りない部分があります。なので、みんなで力を合わせて少しずつ良い空間にしていけたらと思います。
オープン時には最大14名入れるよう準備をしています。
また本棚を設置し、生き方、働き方のヒントになる本や、スキルアップのための本を共有していく予定です。
別途、リモート会議用の個室ブースや、会員同士が話ができるコミュニティールームなどもご使用いただけます。
アクセス:西武池袋線中村橋駅から徒歩3分、関東バス中村橋駅より徒歩5分
所在地:東京都練馬区貫井2-3-6 2F(とんかつ「さくり」さん上)
『ライブラリー』の名前に込めた想い
コワーキングスペースの呼び名である『ライブラリー』は、そのまま『図書館』を意味しています。
なぜコワーキングスペースの名前を『図書館』にしたのか、それは私自身の過去の留学経験と紐づいています。
私は2018年、35歳で会社を辞めると同時に、翌年オーストラリアへ語学留学しました。
学校のない日は図書館で勉強していたのですが、そこで目にした光景がとても印象的だったのです。
日本の図書館に対する私のイメージは「静かにしないと怒られる」「年配の方の利用者が多い」といったものでした。
しかしオーストラリアの図書館はそれとは異なり、多くの若い人たちが集まって和気あいあいと勉強していました。
彼らが勉強に対して前向きに取り組んでいる様子は、遠目から見ているだけでもしっかりと伝わってきます。
公共の場所に若者が集まり、未来に向けて学びを得ようとしている姿。
その場における人と人との親密なコミュニケーション。
帰国したとき、私は漠然と「図書館っていいな」と思うようになっていました。
今回コワーキングスペースを『ライブラリー』としたのは、まさにその時の経験があったからなのです。
そして今回オープンするコワーキングスペースの名前『ライブラリー』は、アルファベットでは『Live Rally』と綴ることにしました。
「Live」は「生きる」、そして「Rally」はスタンプラリーなどで使われているRallyです。
Rallyは「共通の目的の下に集結する」という意味も持っています