充てます!
天然素材インテリアの収益の一部を、その原料となる竹林や森林保全を行う団体へ寄付します!また自らも環境保全のボランティアに参加します。
公約③ 伝統工芸品の収益を町並み保全に充てます!
伝統工芸品の収益の一部を、伝統的建造物群保存地区の空き家再生や町並み保全を行う団体へ寄付します!
公約④ 若い力を必要とする地域と若者をつないで町を活性化します!
町家再生プロジェクトの経験を活かし、近隣大学と連携し、まちづくりに関心のある若者と地域の方をつなぎ、地域課題の解決に向けた取り組みを行います!
公約⑤ 伝統工芸品を通して日本文化振興に努めます!
伝統工芸品を通じた食や伝統芸能、音楽や芸術のイベントを行い、日本文化の継承と発展に努めます!伝統工芸職人とのワークショップを開催し、後継者育成を図ります!
〇「八女のいいとこ守り隊」の活動 -伝統工芸編-
それではここからは学生のみんなにバトンを移しましょう!
私たち、『八女のいいとこ守り隊』は2021年6月9日に鹿田産業で開催されたキックオフとともに結成されました。プロジェクトリーダーの「マサさん」から鹿田産業について紹介してもらいました。そして創業以来100年以上編み続けている「八女すだれ」の工房を案内してもらい、伝統工芸の現状と課題を知りました。
「八女すだれ」の素材は「竹」です。
鹿田産業は「すだれ」を「編む」ことに特化した工房で、「竹」を細く割った「竹ひご」の状態で仕入れて、編んでいたそうです。
しかし、竹産業の衰退とともに、仕入先が後継者不足で廃業になり、「竹ひご」の仕入が困難になっていると聞きました。問題はもっと根深く「竹」そのものも手に入りにくいそうです。
《八女すだれと未来に残したい竹林の風景》
鹿田産業では「八女すだれ」を守るため、行政や団体などと協力して「竹林」の調査や、竹林整備などを行っています。また希少な品種は創業の地で植竹して育てているそうです。
「竹ひご」も自社で製造できるように、竹ひご工場を新設されました。
話を聞くだけでも伝統を守ることは、本当に大変なことなんだなと感じました。ここからは竹の入手に奔走している「マサさん」にお話を伺いましょう。
「八女すだれ」は、100年以上受け継がれた職人の技が認められ、2014年に福岡県知事指定特産民工芸品に認定されました。
その定義は「八女地域の竹を使用し、昔ながらの伝統技法で製造すること」です。しかし、この原料となる良質な八女地域の「竹」は、現在、入手困難な状況となっています。
かつて八女地域の「竹」は有明海の海苔漁の筏や、海苔網をぶら下げる支柱として使用され、海苔業を支えていました。
また全国の「竹皮編み工芸品」や版画のバレン、「竹細工」や「提灯」などの伝統工芸品の材料として使用され、伝統産業を支えていました。
この「竹」は化学製品の台頭により、次第に需要がなくなったのです。
竹産業の衰退とともに竹林は荒廃し、「竹害」という社会問題をもたらしているのが現状です。
「竹」の根は地下茎でつながっており、根付きが浅く、横に広がるように繁殖していきます。そのため、隣の土地への侵入繁殖被害や、地滑りや土砂災害などの原因にもなっています。
2019年より、NPO法人「がんばりよるよ星野村」さんの竹林ボランティア整備に参加させていただいています。
NPO法人「がんばりよるよ星野村」さんは、2012年の九州北部豪雨で未曾有の被害を受けた、福岡県八女市星野村の災害復興ボランティアから生まれた団