ご存じない方も多いかもしれませんが、実は能登は少子高齢化が進んでおり、あと3年もすると高齢化率が50%に達し、限界集落になると言われています。休耕田や耕作放棄地も増加しており、世界農業遺産にも認定された「能登の里山里海」の自然環境が荒れつつあります。
そこで弊社は、石川県で初めて企業として農業事業に参入し、この耕作放棄地の解消に取り組んでまいりました。弊社の取り組みをきっかけに他の地元企業様にもご協力いただけるようになりました。
また、グループ会社が運営するオンラインショップ「杉野屋与作」では、能登・日本海の名産品や伝統食を仕入れ・販売しており、地元漁師の方々たちと協力しながら地域社会への貢献に努めてまいりました。
しかし、現在能登が置かれている状況としましては、観光需要の激減による地域経済の停滞が著しく、我々一部企業の努力だけでは、そのダメージを補うことが難しい現状があります。
そこで本プロジェクトで制作する「晩酌ショータイム能登」を通じ、能登の幅広い名産品を全国の皆様へお届けすることで、能登の恵みの美味しさ・素晴らしさを楽しんでいただくのと同時に、地域社会や環境保全にも還元していきたいと考えております。
本企画へのご支援は、「エンターテイメント業界の方々への応援」と、「能登地域への応援」。この2つの意味を持つ、大きな力となります。
BLACKです。
本企画では、「能登の名産品を楽しんでいただく、豊かな晩酌タイム」をお届けするわけですが、能登の豊かさはショー映像にもふんだんに取り入れてまいります。
具体的には、私BLACKが実際に能登へ伺い、能登が誇る世界農業遺産「能登の里山里海」において、パフォーマンス映像を収録してまいります(緊急事態宣言の解除後の収録を予定しております)。
シルク・ドゥ・ソレイユでも披露してきた技の数々を披露するのはもちろん、普段のショーでは披露していない「繊細な操作を要する特別な演技」も披露いたします。ぜひご期待ください。
なお、この「世界を獲った技と自然の融合」は、スギヨ社広報の水越様からのご提案をヒントに思いついた演出でした。
㈱スギヨの水越です。
私はスギヨ入社以前、アメリカで日本語新聞の記者をしており、BLACKさんがシルク・ドゥ・ソレイユに出演していた際に取材させていただいたご縁がありました。
ヨーヨーで世界一に輝き、その後もシルク・ドゥ・ソレイユ初のヨーヨーアーティストとしての出演を掴むなど、開拓者として努力されてきた姿勢に感銘を受けたことを、今でも強く覚えています。
私たちは能登という地域を大切に思っており、その存続を心から願っております。社としても、決して物流面で利便性が高いとは言えない能登に工場を構え続けるのは、自社を育てていただいた地域に対し、雇用の増加など少しでも貢献したいとの思いからです。
また、都心ではない僻地だからこそ生まれる開拓心があり、それこそが、世界初のカニカマ開発をはじめ、弊社を今日まで存続させてきた力の源でもあります。
そんな能登が、限界集落に近づきつつある現状は、私たち地元の者にとって、見過ごせるものではありません。
本企画において私たちが目指すのは、地域社会・環境への還元はもちろんですが、それ以上に、全国の皆さんに能登を知っていただく事です。
能登を知っていただき、コロナ収束後の観光や移住など、能登の地に多くの交流が生まれたら、これに勝る喜びはありません。
能登の活性化に向けた新たな一歩として、能登が世界に誇る名産品・自然風景を、世界一を