▼はじめに
沖縄県石垣島は言わずと知れたダイバーズパラダイス。国内だけでなく、世界中からダイバーが訪れる、世界に誇る日本の海です。しかし海の中には様々な漂着物が溜まり、せっかくの美しいサンゴ礁がゴミで削られる場面も目にします。漂着物の中には外国語表記のプラスティックゴミが目立ちますが、実は日本語のものが多数あって残念な気持ちになります。
▼解決したい社会課題
私たちが潜る八重山、石垣島近海は世界に誇るサンゴ礁と多種多様な生物が生息する海域です。
しかし現在、年間で実に800万トンの海洋ゴミ(なんとジャンボジェット機50000機分の量!)が世界の海に放出され、その80%がプラスティックゴミと言われております(日本財団「増え続ける海洋ゴミ」 )。そこで私たちの取り組みは、毎日潜る際にスタッフもゲスト様もひとり1個のゴミを拾うことを始めました。大がかりなプロジェクトは瞬間的に大きな効果を発揮します。しかし1週間もたてば元通りに… だから毎日少しずつ、継続できる取り組みを考えました。なによりも大きな効果は、ゲストの皆さんが海の今を知ること。そしてゴミを出さないライフスタイルを考えること。始めた頃と現在では、海の中のゴミの量が激減したとは言えませんが、この取り組みを辞めるとゴミの量は一気に増えてしまいます。だから、ずっと続けることが大切なんだと感じています。
▼このプロジェクトで実現したいこと
「海に潜ってダイビングを楽しんだ後は、ゴミを一つだけ拾ってください」今まではこれだけでした。これからもこの手軽さ、ちょっとした時間と作業と達成感は継続していきたいのですが、あと少しだけ、カッコイイ要素も取り入れたいと考えています。具体的にはゴミを回収するバッグをお渡しし、見た目もクールにカッコよくゴミを回収できれば、もっとたくさんの方が興味をもって取り組んで頂けるのではないかと考えています。そして、ゴミはもちろん処理まで行い、もっと美しい石垣島の海を、皆さんの手で取り返したいと考えています。これまではクラウドファンディングの力を借りずとも継続できてこれましたが、コロナ禍で観光客もダイバーも減少してしまい、まずは3ヶ月継続できる資金を集めたいと思い、今回の募集に至りました。今回のリターンでお配りするエコバッグでお買い物をすることで、普段からゴミを出さないライフスタイルが定着すれば、海にとって、人にとって、きっと幸せな未来を創造できるはずです。今回のプロジェクトで直接的な受益者は海です。そしてそこに生きる多種多様な生物たちです。
そして人。漁業関係者や趣味の釣り人は魚や貝などの海産物を頂き、ダイバーは美しい海を楽しみ続けることが出来ます。先述の日本財団の調査によると、2050年には海洋ゴミの量が世界中の魚の量を上回るというデータも出ております(日本財団「2050年の海は魚より多くなるゴミの量」 )。私たち一人一人ができる小さな活動が、このままでは訪れてしまう悲しい未来に変化を与えることが出来るかもしれません。
▼応援メッセージ
大好きな石垣島の海をキレイにするお手伝いが出来て「え?1個でいいの?」と欲張っちゃいましたw
東京都40代女性ダイバー
ひとり1個という手軽さと、旅行に来て良いことできちゃったという達成感!
神奈川県30代男性ダイバー
▼資金の使い道
設備費:100,000円(ゴミ回収用エコバッグ制作費用)
人件費:600,000円(100,000円×2名×3ヶ月)
燃料費:300,000円(100,000円×3ヶ月)
手数料:99,000円
合計