幻と呼ばれる『杉田梅』を皆様と一緒に守り育てていきたい!

幻と呼ばれる『杉田梅』を皆様と一緒に守り育てていきたい!
80歳になった延楽梅花堂の乗松さんは梅仕事を始めて約50年。100年以上食べられる本来の常備食としての梅を探し求めていた中で、小田原で出会ったのが品種改良されていない野梅系の『杉田梅』。絶滅してしまうかもしれないこの梅を保全し、昔ながらの梅仕事を未来へ継承するためのプロジェクトです。

により梅だけでなく、あらゆる植物たちが今後「絶滅するかもしれない」という危機に瀕しています。そこで自然との共生を伝えるワークショップ「梅自然塾」を神奈川県内に開設することを目標としています。

 昔はどの家庭にも、冷蔵庫ではなく常温で梅が保管され常備菜として家族の健康や病気の助けとなっていました。梅の漢字は「木の母」と書きますが、「毎」の漢字のルーツは「もっとも子供を育てた女性」という事で梅は子孫繁栄や子孫を守ってきた大切な木だということを再認識するべきだと感じます。

 戦後になると梅は作るものから買うものへと変化していきます。各家庭にあった歴史がありクエン酸がしっかりある梅の木も次第に少なくなってきていますし、おばあちゃん、お母さんの知恵であった梅仕事も引き継がれなくなっているのではないでしょうか。

 そんな環境の中、延楽梅花堂は小田原の樹齢100年〜200年余の杉田梅を中心に手作りの商品を生産しています。本来100年以上常温で保存できる食材としての梅ですが、それは塩とクエン酸と赤ジソによるもので、豊富なクエン酸を持つ杉田梅ならその力があると乗松さんは言います。

  延楽梅花堂の代名詞とも言える「赤紫蘇漬け梅干し」は塩分約20%。クエン酸たっぷりのこれぞ昔懐かしい梅干しですが、夜干しをして露が出た時に天地がえをすることで旨味が増しています。

また食べたくなる味という声をたくさんのお客様から頂いていますのが、今年干したての梅干しを味わって頂きたいなと思います。

 ちなみに、皆様が普段買われている市販の梅干しの裏面の食品表示を見ることがあまり無いかもしれませんが、日本農林規格のJAS規格に「梅干し」の定義があります。

最近では「調味梅干し」や「調味梅漬け」と書かれているものが多く販売されています。減塩志向という流れは仕方のないことかもしれませんが、シソで着色せずに合成着色料で着色されていたり、保存料やかつお節、はちみつなどで味付けされ、昔ながらの無添加の「梅干し」が市販されていることは少なくなっています。多くの消費者の方がそれに気づいていないことはとても悲しいことだと思います。

◼︎ROCK IN JAPAN FESTIVALへの出店

茨城県・国営ひたち海浜公園で毎年夏に開催されていて2019年で開催20年を迎えたロックインジャパンフェスティバル。延楽梅花堂は第2回から19年間出店していて、梅ジュースや梅酒、冷やし梅茶漬けなどを提供しています。

ここでも杉田梅のクエン酸が大活躍。暑いフェスの疲れを癒してくれます。

しかし昨年はコロナ禍で中止、そして今年も中止が決定致しました。

↓ ROCK IN JAPAN FESTIVAL

ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2024
2024年8月3日(土)・4日(日)/10日(土)・11日(日・祝)・12日(月・振休)の5日間、千葉市蘇我スポーツ公園にて開催!!

◼︎梅干し

7月後半に入り、今年の梅を干し始めています。今だけの太陽の恵みを感じることができる天日干ししたての梅干しをお届け予定です。さらに限定品の古木の木の実を厳選した「古木杉田」シリーズを特別にご準備致します。

またリターンによっては「白漬け梅干し」と赤紫蘇で漬けた「赤しそ漬け梅干し」がセットになって縁起の良い「紅白梅干しセット」をご準備しています。(全てのコースには入っておりません)

◼︎杉田梅干しペースト

【毎日のおにぎりやお弁当など普段使いにオススメです】

杉田梅干しを丹念に漉して滑らかなペーストにしました。おにぎりやお茶漬けの具、冷奴や鍋物の薬味など幅広い料理に使用できます。少しの量でとっても酸っぱいので毎日使えてお買い得です。隠れたお勧めの