【チーズ職人の挑戦】豊かな田舎にしかできないチーズ屋さんのパン工房を作りたい!

【チーズ職人の挑戦】豊かな田舎にしかできないチーズ屋さんのパン工房を作りたい!
チーズ王国《十勝》のいちばん新しいチーズ工房「広内エゾリスの谷チーズ社」。2020年春にチーズ工房の建物ができたばかりですが、今度はチーズ職人とパン職人の夫婦で、地元の特産品などを使った『チーズ屋さんのパン工房』のオープンを目指します。オープンエアーな自然を楽しめる、アウトドアな食の拠点を作ります。

はじめに・ご挨拶

皆さんこんにちは。広内エゾリスの谷チーズ社代表の寺尾です。この度は、私たちのプロジェクトをご覧いただきありがとうございます。

日本全国に330軒以上、北海道に150軒以上のチーズ工房がありますが、私たちの暮らす十勝地方は30軒以上を占めています。北海道の中のチーズ王国と言っていいでしょう。

そんな十勝地方は新得町という日高山脈と大雪山系の間。つまり、北海道のだいたい真ん中で広内エゾリスの谷チーズ社(以下、エゾリスの谷チーズ工房)は産声を上げました。朝焼けや夕日がとても美しい山の麓になる、オレンジ色の鮮やかなチーズ工房です。

2軒の放牧酪農家さんとともに、2人3脚ではじめたチーズづくり。

エゾリスの谷チーズ工房では、白カビタイプのまろやかなナチュラルチーズ「コバン」やラクレットチーズなどを製造しています。
私は、フランスのローヌアルプス地方サヴォワ県にて、牛や山羊のチーズ農家、製造所や国立乳製品学校でチーズ製造研修を受けましたが、そこで大自然の中で粗放的な放牧酪農とチーズづくりの伝統的牧歌的生活を体験しました。その経験から、新得町広内地区の2軒の放牧酪農家さんとともに2人3脚で“ものづくり”をはじめました。
放牧された牛たちは、放牧地を転々とするので、乳質が変わります。濃くなったり薄くなったり。しかし、そのおかげで放牧牛でつくるチーズでは、季節を感じることができます。春のミルクには若葉の香り。夏は爽やかな中にもたんぱく質が熟成したうま味。秋のミルクにはワラやナッツのような香り。冬は濃厚なねっとりしたクリーミーさ。それぞれの季節で、魅力ある味わいの表情に変えてくれます。

エゾリスの谷チーズ工房で製造しているチーズを紹介します。

■コバン
優しい風味で、チーズに馴染みの無い方からチーズ好きな方まで、広く愛されている食べやすい白カビタイプチーズです。パンとの相性はとても良く、ドライフルーツやナッツの入ったパンと、お召し上がりいただくのもおすすめです。
ドライフルーツやクラッカーとの相性もよく、サンドしたり、トッピングしたり、ワインやお酒のおつまみにもぴったり。

■十勝ラクレットモールウォッシュ
チーズを磨く工程に十勝川温泉の「モール温泉水」を用いて熟成させた、芳醇で香り高く、どなたにも食べやすいまろやかな味わいが特長のラクレットチーズです。熱でトロトロに溶かして温野菜やパン、ハンバーグなど、お好みのお料理にかけて召し上がってください。

■エゾリスのフロマージュ・ブラン
濃厚なヨーグルトのようなフレッシュチーズです。 はちみつやジャムなどをかけてそのまま召し上がったり、パンなどに塗ったり、ケーキ作りに使ったり・・・実にいろいろ使えるチーズです!
プロジェクトをやろうと思った理由

実はエゾリスの谷チーズ工房には、現在売店などはありません。足を運んでくださった方には事務所にてチーズの販売をしています。いつか、直売所兼パン工房を作るのが私たちの目標でした。
なぜパン工房?と思うかもしれません。もちろんチーズはパンとの相性も抜群です。しかしそれだけではありません。

チーズ職人としてフランスに研修に行っていた時、パン職人の研修をしていた妻と出会いました。

2006年に結婚し、私の勤務先々にて菓子製造やパン製造に携わっていました。
直売所兼パン工房の夢は、やがて十勝の豊富な“肉や野菜”などの農産物、新得町の特産である“蕎麦”などを扱う『チーズ&パン工房』へと変わっていったのです。
コロナ禍な時だからこそ、アウトドアな食の