日本の農業、地元の農業を若い力で守りたい! 長野県の旬の果物をお届けしたい!

日本の農業、地元の農業を若い力で守りたい! 長野県の旬の果物をお届けしたい!
農業者の高齢化や後継者問題によって、減少していく農地を若年者の手で守っていきたい。そのため、耕作放棄地を再利用して、若年者が農業に参加しやすい環境整えること。そして日本屈指の長野県の果物を多くの人に届けることです。

-はじめに・ご挨拶・地域紹介-

はじめまして、千栄農園です。

千栄農園は、長野県飯田市、天竜峡付近に位置しており、創業100年以上続く農園です。(農園名は令和1年に改名)主にりんごや梨、市田柿を栽培しています。現在、アルバイトを含め、20歳代の若年者が中心となって活動しています。

自然を活用した観光がこの地域の魅力であり、特産品となっている市田柿はこの地域を代表する果物です。さらに、この地域特有の自然現象として、秋冬は毎朝のように天竜川から霧が発生します。

南信州の冬は乾燥する傾向であるため、天竜川から発生した霧が、干し柿を一気に乾燥させないように自然の加湿器となり、市田柿独特のもっちりとした食感を生み出しています。これは南信州の特徴的な自然の恵みです。

-プロジェクトで実現したいこと-

日本の農業社会、国産品をより良いものにしていきたいという想いから、これまで農業を通じて経験したこと、感じたことを踏まえて、今回のプロジェクトを立ち上げました。
①若年者の農業参加
②耕作放棄地の再利用
③品質の向上

以上の3点が今回のプロジェクトの大きな目的です。
①若年者の農業参加

最近、農業界で若年者の農業法人や独立をしているニュースをよく目にするようになりました。しかし、高齢化社会に伴い、農業者人口が減少する一方、若年者の農業参加が全国的にも少ないのが現状です。

農業界では40歳代でも若年者扱いとなります。一般企業では40歳代となると経験豊富であり中堅の立場です。私は20歳代前半ですが、独立や法人として運営している人はほんどいません。このような現状の背景には、農業が汚い、厳しい、稼げないといったイメージが定着しており、興味を示していただけないことが挙げられます。また、始めたい希望があっても、初期費用が高額であり、農業関係のコミュニティも少ないため踏み出せない事も現状です。

農業では、高齢者や身内に依頼して農作業を実施している場合が多々あります。当園では、副業として20歳代の若年者を多く採用しています。農作業を実体験し、その仕事内容や魅力を知るきっかけを作っています。農作業を実体験するだけでなく、農業関係者の方々と関わりを持てるように、出荷手続きを一緒に行うなどの機会も設けています。

このような経験や繋がりを活かし、農業法人の就職や、独立をするきっかけにしていただきたいと考えています。

〈梨の花粉付けの様子〉
②耕作放棄地の再利用

現在も増え続ける耕作放棄地。まずは耕作放棄地を整備する必要があります。そのため、農業機械や資材を導入して、現代の生産方式を構築し、生産量を増加していきたいと考えています。

〈実際に耕作放棄地を再利用した畑〉
③品質の向上

品質の向上と安定を目指すために、糖度センサーの導入を検討しています。農作物は、それぞれに個性があり、一目ではわからない欠陥があります。そのため、糖度センサーを導入し、一定ラインの品質を確保することで、より高い品質の果物を作れるようになります。さらに、この機械は誰でも簡単に扱うことができるため作業の効率化にも繋がります。
-これまでの活動-

受け継いだ農地をより良いものにするために、まず古く脆弱した樹木を植え替える作業をしました。さらに、収穫量の向上を目指すため、V字トレリス栽培を始めました。V字トレリス栽培を採用し、収穫量の増加はもちろん、従来の樹形とは違う綺麗な樹形が完成します。そのため、脚立作業が減少し、作業の負担を減らすことができるため作業効率が向上しました。

〈梨のV字