霧島の麹たっぷりな土が育んだ無化学農薬濃厚トマトBioRetroをお届けしたい!

霧島の麹たっぷりな土が育んだ無化学農薬濃厚トマトBioRetroをお届けしたい!
人と地球と植物に優しい農業で、安全で美味しいものを食卓へ。ハイテクが進む時代に私たちは敢えてローテクにこだわって「安全でおいしいもの」を提供する道を選びました。「純粋で高品質で安全」「安全とおいしさのためには労をいとわない」無化学農薬・無化学肥料栽培トマトの良さと美味しさを全国の皆様にお届けします!

夜の暗いハウスの中で懐中電灯の明かりを頼りに虫を探すのは、なかなか根気と体力がいる作業です。時代遅れのローテクの極みです。

精一杯頑張っていますが、それでも薬剤みたいに強力に抑えることはできないので、全体の2割くらいは被害を受け、損耗してしまいます。

また、化学肥料も使わないので、収穫量そのものも慣行栽培よりも少なくなってしまいます。「労力はかかった上に収穫量は少ない」これが私たちの栽培の現実です。

安全だけでなく、おいしさにもこだわっています。よくある高糖度トマトは、水を極端に減らしたり、あるいは根が伸びるのを制限するなど、トマトにストレスを与えて糖度を上げています。そのためにやや小玉なトマトが多いです。

これに比べ、私たちは、水の量や根の伸長を制限することなく、トマトをのびのびと育てて甘いトマトにしています。これは実は簡単にできることではありません。この実現のためには、土とその中に棲む微生物を豊かにして、強い根を作ることが求められます。

おいしいトマトづくりのカギを握るのは土と根。豊かな微生物が届ける養分をお腹いっぱい吸収するトマトの根。この「土と根」が人間の「腸」と同じで、「良い土の中で強い根を育てること」で健康で強いトマトが育つ、そんな風に私たちは考えています。

そして「良い土づくり」を追求した結果、単に甘いだけでなく、甘味と酸味のバランスが良く、味が濃くて滑らかな食感を持つ、普通の有機栽培を超えたおいしいトマトになりました。

ハイテクが進む時代に、私たちは敢えてローテクにこだわって「安全でおいしいもの」を提供する道を選びました。

純粋で高品質で安全
安全とおいしさのためには労をいとわない

社名「ピュアリティ&プライム」とブランド名「ビオレトロ」には、そんな私たちの思いが込められています。

ビオというのは有機栽培のこと、レトロとは名の通り「昔ながらの作り方にこだわりましょう」という意味を込めてブランド名を付けました。元々日本の土壌には納豆菌や麹がいっぱいいました。

我々は昭和30年代以前の土に戻したいのです。

たくさん作ってたくさん売れるよう、作業効率を良くするために使い続けられた化学肥料。元々土の中にいなかった化学肥料を何十年も入れ続けてきた農薬だらけの土。

農薬はトマトにとっていい菌も悪い菌も全部殺してしまいます。元々土の中にいなかった硝酸カルシウムなどが入った土が、いま農地として使われています。そういった土から作られたトマトを私たちは日頃食べているのです。

私たち霧島ビオファームでは、乳酸菌や納豆菌など培養し、トマトを作るために土作りからしています。安全と品質にこだわるには、土作りが重要なのです。元々自然にあったものをトマトも必要としている訳です。いい食べ物から健康な体が作られる人間と一緒ですね。

10年近く使われずに放置され、ひどく荒れていた農業用ハウスを見つけた2年前のことです。

「これを自分たちで再整備してトマトの有機栽培を始めよう!」と思い立ち、荒地を自力で整備して栽培を開始。ハウスの中を埋め尽くすように生えていた立木を慣れないチェーンソーで伐採、そして重機で木を撤去し、整地しました。

パイプを修理し、ビニールを張り替え、越冬用の暖房機を設置し、自分たちの手で栽培環境を少しずつ整えていきました。

そして、2020年9月に苗を定植し、栽培をスタートしました。

途中、何年振りかの大型台風の直撃を受け、大半の苗を吹き飛ばされたりしましたが、計画より半月遅れでなんとか、収穫までこぎつけました。