はじめに・ご挨拶
一般社団法人サルバベルカント・アソシエーション・ジャパン。代表の峯川知子と申します。
1995年から本場イタリアに渡り、
歌とピアニストとしてオペラに携わり、
2005年から、
オペラの本場である
イタリアのオペラ全盛期に確立された発声法を
日本で活動するオペラ歌手に伝えています。
イタリアでは多くの出会いがあり、
有名な音楽祭にも出演させていただきました。
いま、私が伝えているのは、
イタリアで出会った最後の師から受け継いだ、
本場イタリアのオペラ名人の中だけで
伝えられてきた、これまで決して表には
出てこなかった事を、日本で伝えています。
日本では、
一般的には、
オペラの歌い方は難易度が高いもので、
高域、低域の声も必要とされ、
かつ、均質な声が必要とされます。
また、
長時間歌うことが難しく、
高年齢の方になると、
歌うことを断念してしまう人が多くいます。
▼師が私に伝承したものはこれらを解決するものでした
3大バリトンのひとりであった、
師が私に見せた姿は、
「自然で美しい声」
「声域の高低に渡って均質な声質」
で、
高度で華麗な音楽を苦もなく、
何時間も歌い続けていました。
▼師が、晩年、歌手ではなくピアニストの私に伝承した理由
師は、私に教える際、こう言いました。
歌手のそばにいるピアニストであれば、
ずっとそれを伝承することができる。
だからあなたに残していく。
と、言い残して逝きました。
師の残した素晴らしいもの。
これは私が伝え、
伝承していくことが使命だと思っています。
さらに詳しくはこちらを御覧ください
http://www.owaki.info/etc/opera/minekawa.html
このプロジェクトで実現したいこと
いま、オペラ歌手は仕事がありません。
そして、
オペラファンが、楽しむ機会もありません。
サルバベルカントでは、
本場イタリアで活躍する
オペラ歌手を日本に招待し、
国際交流を掲げて活動してきましたが、
演奏会延期、海外アーチストが入国できない。
という事で活動を休止せざるを得ませんでした。
コロナ禍の中、
オペラを楽しむ機会も、
若手オペラ歌手が活躍の場も機会も
奪われています。
そして、
オペラファンがオペラを楽しむ機会もありません。
歌手とファンが集う機会を設け、その灯火を絶やさない機会を作りたいと思っています。
(もちろん感染にならないよう、配慮した環境での実施を目指しています)
このプロジェクトで実現したいことは、
こういった時期であっても、
たくさんの方に楽しんで頂く機会を作り、オペラ界を活性化させたいと思っています。
そのため、こういった中でも、
本場イタリアから指揮者を招待しました。
▼デメトリオ・モリッカ/Demetrio Moricca:指揮者
4歳で音楽の世界に入り、クラリネット奏者としてナポリ音楽院にて勉強を始めるも、その後オーケストラ指揮コースに編入し、これを最優等で卒業。
2017年以降、数々のプロダクションでネルロ・サンティのアシスタントを務め、2019年にはアントニーノ・ヴォット賞ファイナリスト及びロンドンクラシカルソリスト指揮コンクール特別賞を受賞。巨匠サンティがひときわ目をかけた若手指揮者として今後が強く期待されている。
また、
ご支援頂く内容も、いろんな関わり方ができるように準備しました。
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