コラボイベントです。昨年、一昨年と過去2回開催され、毎年多くのファンが球場に足を運ぶ真夏の一大行事となっております。
バトルスタディーズとは?
週刊「モーニング」(講談社)で絶賛連載中の超リアル高校野球漫画「バトルスタディーズ」。野球の名門校である「DL学園」を舞台に、野球と甲子園出場にすべてを懸ける高校球児の熱すぎる生きざまが描かれています。
「モーニング」2015年6月より連載開始:最新刊27巻は7月20日発売
作者自身が、DL学園のモデルとなっている「PL学園」野球部出身で、2003年夏には9番ライトとして甲子園に出場しています。
公式パートナーシップを結ぶきっかけとなったのは、もともと大西宏明監督と作者のなきぼくろさんがPL学園野球部のOB同士…というのもあるのですが、それ以上に、1998年夏の甲子園で今なお伝説として語り継がれる「横浜対PL学園」の試合がきっかけとしては大きいものでした。
「独立リーグらしく、他球団がやっていないような面白いことを積極的にやっていきたい」
このような私の思いを、作者のなきぼくろさんや担当者の方は快く受け入れてくれ、「バトスタの素材は全て自由に使ってください」と仰ってくれました。そのお言葉に甘えて、チケットのデザインや球団グッズを販売するECサイトで使わせていただき、多くのファンに喜んでもらえたことには感謝しかありません。
そこで、「せめてなにか恩返しができれば…」という思いで始めたのが「バトスタデー」というイベントです。
第1回では、作中に登場するDL学園のユニフォームを着用して試合を開催。
第2回では「LIFE IS ART」をテーマに掲げた参加体験型のアートフェスティバルを開催。
バトスタデーでは、普段以上に「他球団が取り組んでいない面白いこと」を意識したイベントを開催してきました。
そして第3回目となる今回、テーマは「野球×お笑い」です。
今回のバトスタデーを開催する背景には、「より多くのファンの皆様に試合を見てもらい、そのプレッシャーの中で成長してもらいたい」という思いがあります。
その思いと「お笑い」がどうやって繋がるのか?少し長くなりますが、順を追って説明させていただきます。
決め手となったのは、堺シュライクス3年目の開幕戦で行われた「実況生中継」で起きた出来事でした。
2021年4月3日、厳重な新型コロナウイルス感染対策を行なった上で、我々は開幕戦を迎えることができました。
今年の開幕戦は、「より多くのファンに選手の姿を届けたい」という思いから、「専門の配信業者に頼らず自力で実況生中継をする」という取り組みに挑戦しました。生中継自体はこれまでに何度か行なっていたのですが、それはあくまでも配信業者に依頼してのものです。
高額な費用を支払っての配信は資金面でも厳しく、なにより「他球団がやっていない面白いことに取り組む」という球団の理念に反するものでもありました。
「NPBの真似事ではなく、独立リーグらしく自分たちの力でやってみよう」
そんな思いから、今回の「自力で実況生中継」という挑戦が始まりました。限られた人数による撮影の苦労や試合の様子をここで書くと長くなり過ぎてしまいますので、割愛させていただきます。詳しくはこちらの記事をご覧ください。
>>球団史上初!自力での実況生中継を行った2021年開幕戦に密着。
この実況生中継で“実況”の部分を担当したのが、スレンダーパンダ(以下、スレパン)でした。結成5年目の彼らは、“今はまだ”売れない若手芸