「参加型七夕」でいわき・平のまちの伝統と想いをつなぎたい

「参加型七夕」でいわき・平のまちの伝統と想いをつなぎたい
福島県・いわき駅前の「平三町目商店会」青年部です。新型コロナ禍で二年連続の中止となってしまった平のまちの「七夕祭り」の伝統と想いを次の世代につなぎたい−。そんな願いを込め、今回のクラウドファンディングに挑戦いたします。よろしくお願いします。

1931)年には大町の難波医院が仙台風の七夕飾りを飾った。そして、昭和7(1932)年には三町目商店街の有志数名がそれぞれの店先に七夕飾りを飾った。

このような取り組みの積み重ねが昭和9(1934)年の第1回「平七夕まつり」の開催につながったのだ。

しかし、戦時色が強まり、4年後の昭和13(1938)年5月、国家総動員法が施行され、紙などの物資の統制が始まると、紙をふんだんに使う「平七夕まつり」は中止に追い込まれた。

第二次世界大戦後、「平七夕まつり」が復活を遂げたのは昭和23(1948)年のことだった。その時のことは昭和23(1948)年7月17日付けの新聞『いわき民報』に「終戦満三年を迎え、仙台、水戸など既に復活し、盛大な七夕祭が行なわれており、資材面も相当豊富になって来たから、市内各商店街の協力に依って、復活させる事を申合せた」と書かれている。

この後、「平七夕まつり」は、毎年、開催され、令和元(2019)年には平成から令和への改元を期に、名称を「平七夕まつり」から「いわき七夕まつり」に改め、新たな一歩を踏み出した。しかし、翌年の令和2(2020)年、「いわき七夕まつり」は新型コロナウイルスの感染拡大を防止するため、中止となった。


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