児童養護施設職員も参加することで繋がりが作れ
より安心した関わりと職員のバーンアウト予防になります。
(2)子どもサポーターのマッチング
児童養護施設では原則18歳で退所(措置解除)となり、
その後環境的・心理的に自立を強いられます。
職員さんも退所後の子どもへの関わりをしていますが、
仕事以外の時間で必要経費を自己負担で賄うのは限界があります。
また退所した子どもたちも職員に気を使うやりとりをするなど
安定した関係を保つことは難しいのが現状です。
南湖ハウスでは地域等の大人との関係を築くパーマネンシーパクトという手法を取り入れ
子どもサポーター事業を行い、子どもと地域の大人をマッチングしていきます。
インケア(施設で暮らしている)の間に地域で安心した関係を結ぶことで
退所した後も繋がりを持てる、気軽に相談できる関係を結びます。(パーマネンシーパクト日本語版はIFCAより)
特徴として子ども主体で行えること。
マッチングの相手を選び、お買い物や料理などリクリエーションを選び、
地域の大人と安心した関係を築いていきます。
コロナ禍で孤立化も進んでいる中、
インケアの子どものみならず、だれもが安心した関係が築ける場を用意します。
② 孤育て解消事業
ファミリーサポートや「ふらっと相談」など”孤育て”を解消する事業を行います。
子育ては最初はだれもが”はじめて”ですが、その大半がお母さんに任せられている傾向です。
新生児の育て方がわからない…夫の帰りも遅い、親戚は遠方、アウェー育児など
相談する場や頼れる人に相談できずに孤立化してしまいがちです。
南湖ハウスでは、親子連れで来所できる子育て広場を開催し
産後だれもが陥りやすい不安や孤立感を解消するために子育て経験者がサポートします。
またふらっと親子カフェや
ひとり親、障がいを持つ子どもも気軽に来れるカフェなどを行い
大人も子どもも子育てがたのしめるような場を作っていきます。
③ 地域文化交流事業
月一回季節行事やDIYイベントを行い、多世代が継続的に交流できる場をつくります。
具体的には月一回イベントを行い、幅広くさまざまな方が参加できる機会をつくります。
また参加者が自主的に企画できる機会を作ります。
庭では、花壇や野菜作り、BBQや芋煮会、餅つきなどの季節行事、
室内では、音楽、茶道、絵本やおばあちゃんの体験談に耳を傾けたり、
大人も子どもも一緒に多世代交流を楽しみます。
高齢者の方と、好奇心旺盛な子どもたちが一緒に過ごすことで
それぞれの中に自然体で繋がりあえるコミュニティが育ちます。
また料理教室に社会的養護の子どもたちが参加し、家庭料理を学んだり、
一緒にご飯を囲むユースサロン(無料)を月に一度開催し、
”継続的に安心する場”を提供します。
目指すところ
南湖ハウスは子どもと若者を中心に
地域の方々や関心のある方にとっていきいきとたのしく過ごせる場、
また様々な社会的課題に対する活動のきっかけ作りの場、
そんなリトルハブホームとなることを目指します。
また関心のある方が集い住み
それぞれの役割が発揮され循環される一つの村ようなスポットになること。
そしてそんな場が各地に増えていくこと。
それは”障がいへの偏見や高齢者の孤立や空き家対策等の
さまざまな社会課題も変革しうるムーブメント”となりえます。
一人ひとりの一歩を大切に。
みんなで作る南湖ハウスぜひ活動にご参加ください!
(詳しい紹介は南湖ハウスのホームページをご覧ください)
▽南湖ハウスの