はじめに・ご挨拶
合同会社t&tコミュニケーションズ 代表社員の高橋利典と申します。現在48歳です。私は兵庫県宍粟市で税理士事務所を経営するかたわら、本法人の代表社員を務め、兵庫県内でも特に西部の播磨地域の 空き家を再生し賃貸化する事業を行っています。
おりしも 令和2年には、私の事業所もコロナ禍に見舞われ、私どもの会計事務所も生き残りをかけて、不動産の経営に挑戦して、不況下でも大家さんにアドバイスが送れるような特色のある事務所にしようと考えました。その一環で我々合同会社t&tコミュニケーションズも不動産経営に着手し、姫路市広畑区東新町 山陽電鉄網干線夢前川駅前に3F建てのビルを購入することを決意しました。
このビルにつきましては 1Fに スナックを経営されている店子さんが入っておられ、現在3Fはリフォームが完了し入居者の方を募集している状況です。2Fも以前はスナックの店舗を経営されている店子さんが入っておられましたが、ここ10年以上空き店舗の状況が続いています。空き店舗の状況が長く続いたため、2Fへあがる鉄骨階段はかなり老朽化しメンテナンスが必要な状況になり、維持費も大きくかかるようになっています。広畑区はかつて新日鉄広畑の会社の方が多く周辺にお住まいで、大変にぎわっていましたが、現在は以前ほどの賑わいはありません。大型店舗のニトリやメガドンキ等が進出しており、最近では製鉄広畑病院の姫路駅付近への移転が決まっていて、その跡地に別の病院ができることがすでに決定していますので、これから賑わっていく地域です。
広畑夢前川駅徒歩4分のこの物件を 地域の皆さんに利用していただくためには、どのような活用方法が望ましいの頭をひねってみましたが、なかなか妙案に出会うことができませんでした。たまたま、令和2年のお盆に姫路歩兵第39連隊史に関する資料展示を行ったことがきっかけで、戦後75年を経過し戦争を知る世代が少なくなってきている今こそ、ご先祖様に関する戦争記録を調べたり、展示したりするスペースとして、この場所を開放をすることにしてはどうか?と考えるようになりました。いわゆる貸しギャラリーとしての利用と、シアタールームとしての利用を考えました。元スナック店舗でありましたので、カウンターがあり、喫茶として水回りの部分も少しあり、客席を設けることも可能です。暗くしてシアタールームとして利用し、空いたスペースに 光を照らし貸しギャラリースペースを設けることを考えています。また室内にWi-Fiを入れ、戦史に関する様々な資料を集め、太平洋戦争に関する戦史の情報等を調査できる空間を設けるようにしたいと考えています。また、この地域の地域の歴史や産業に関する調査などが行える場所として、開放できるような貸しスペースにしたいと考えています。
地域の皆さんと一緒に、太平洋戦争並びに地域史に関することを調査研究しながら、夢前川駅周辺に少しでも賑わいが戻り、人の集まるスペースをつくりたいと考えております。
このプロジェクトで実現したいこと
戦後75年の今、戦争を知る世代が徐々に少なくなってきている昨今、後世へ太平洋戦争の歴史を伝えていくことができるよう 活動できる場所をつくっていきたいと思います。また、戦争の事実を語りつぐ人が増えて、日本人としての誇りをもてる人が増えるようになることを実現したいと考えています。広畑夢前川駅徒歩4分のビル2Fのスペースに、太平洋戦争に関する資料調査や展示、発表のできるスペースを設けることにより、人が集う場所ができることによって、