高知商業高校ジビエ部と本気で挑戦!ジビエ肉の利活用推進と森林保護活動に貢献したい

高知商業高校ジビエ部と本気で挑戦!ジビエ肉の利活用推進と森林保護活動に貢献したい
高知商業高校ジビエ部は、ジビエを利活用した商品開発・販売促進を実践し、野生鳥獣の食害を受けた森林の保護活動を支援しています。しかし、新型コロナの影響で販売イベントは軒並み中止となり、地元や社会に貢献したい気持ちの行き場を失っています。地元の高校生が本気で挑戦する循環型社会貢献活動を応援してください!

はじめに・ご挨拶

はじめまして。高知市役所食堂「せんだんの木」です。
ご覧をいただきありがとうございます。
わたしたちは、高知県産の食材を活かした料理を提供しており、
県民の皆様から気軽にお越しいただける食堂を運営しています。

今回のプロジェクトは、「高校生ジビエレストラン」という企画を共に実践する「高知商業高校ジビエ部」を応援するためにクラウドファンディングを立ち上げました。新型コロナウイルス感染拡大の影響で、さまざまな活動が制限され、販売機会が減るなか、自分たちが生活する高知市で、ジビエのさらなる普及を目指し、力を貸してほしいとのことでした。

わたしたちの食堂も、従業員の働く機会や、地元高知で食材を作る生産者さんの仕入れの量が大幅に減少しましたが、コロナ禍が続く現在でも、お店のメニューをご提供する機会を少しでも創出するため、ご自宅で本格ジビエ料理を味わえる「高知県産のシカ肉や猪肉のお取り寄せセット」を開発しました。

今回のリターンとしてこの「高知県産のシカ肉や猪肉のお取り寄せセット」と、高知商業高校ジビエ部自ら企画、開発をした「鹿皮コースター」や「鹿肉ジャーキー」をご用意しています。

地元高知の社会課題の解決に向けて頑張る高校生の姿を、このプロジェクトを通じてぜひ皆様にも知っていただきたいです。

高知商業ジビエ部
高知県が抱える社会課題

「シカやイノシシといった野生鳥獣による農林水産漁業への被害と、枝葉の食害や剥皮による森林被害」が大きな社会課題となっています。

人間の経済活動による森林環境への影響を背景に、ジビエ(シカやイノシシ等)による「獣害」が社会的な課題になっています。鳥獣被害が深刻化している要因としては、鳥獣の生息域の拡大、狩猟による捕獲圧の低下、耕作放棄地の増加等が考えられており、獣害を減らすために狩猟による駆除が行われています。解決手段の1つとして、ジビエの利活用となっていますが、捕獲されたジビエのうち食肉として流通する割合は限られており、ジビエの有効活用は十分に進んでいるとは言えません。
※出典:「捕獲鳥獣のジビエ利用を巡る最近の状況」R2.2農林水産省のデータより抜粋

野生鳥獣による農作物被害額は、平成21年度以降は200億円を上回っていたが、全国での捕獲体制強化の結果、平成30年度には158億円まで減少。しかしこうした鳥獣被害は営農意欲の減退、耕作放棄地の増加等をもたらしており、被害額として数字に現れる以上に農山漁村に深刻な影響となっています。

※出典:「捕獲鳥獣のジビエ利用を巡る最近の状況」R2.2農林水産省のデータより抜粋

高知県は県土面積の84%が森林であり、日本一の森林率です。また、農林水産漁業は高知県の主力産業であり、こうした野生鳥獣の被害は、高知県にとっても大きな社会課題となっています。
「高知商業高校ジビエ部」発足のきっかけ

高知商業高校ジビエ部の顧問を務める佐々木翼先生は、現役英語教師であり、ハンターでもあります。現役のハンターでもある先生から、猟やシカ・イノシシの食害の話を聞いて、ジビエの普及を通じて森林保護活動(植樹や防護ネット設置費)への寄付をし、循環型社会貢献の仕組みづくりをしたいと思ったことがきっかけだそうです。また、こうした実社会との繋がりを経験することで、学んだことを社会に出ても応用できる主体性を学生に身につけてもらいたいと考えています。
このプロジェクトで実現したいこと

ジビエを利活用した商品開発・販売促進を実践し、野生鳥獣の食害を受けた森林の保護活動とし