町より先行して人口増加を達成したことにより、先行して高齢化と人口減少が進んでいます。
デジタルアーカイブズにより、市民の愛着を強めるとともに、市外への情報発信の必要性が高まってきています。
また、私たちの活動の効果もあり、ICT民度の高いまちであるため、市民参加型のデジタル化プロジェクトが推進しやすい環境にあります。
ネット社会は、障がい者に優しい社会でもあります。特に、視覚障がい者や高齢化によって視覚が衰えた方々にとって、紙のメディアでは困難な情報獲得も、ネットの読み上げ機能の活用は助けになります。
北本デジタルアーカイブズは、この面からも価値のある事業であると考えます。
北本デジタルアーカイブズは、図書館の本棚に眠っていた資料を世界に発信し、小中学校における「調べ学習」に活用されることにより、子供たちの郷土愛を育みます。
問題解決の視点から
当プロジェクトでは、北本市が抱えている以下の課題を解決するという視点から、行動を起こし未来を担う市民へ向け成果物を残します。
問題1:多くの貴重な歴史的な資料が散逸し、経年劣化により失われようとしている。
目標1:収集整理して、デジタル化し、長期保存に耐えるものとする。
問題2:どのような資料が存在するかが不明であり、所在が確認できても、大きな書籍なので利用しにくい。
目標2:存在する資料が体系的に把握でき、ネット活用によりいつでもどこでもアクセス可能な環境をつくる。
問題3:視覚障害の方、高齢により視力の衰えた方々には閲覧等が困難になっている。
目標3:デジタル化して、ブラウザーの読み上げソフトなどを活用できるようにする。
これらを解決する事により、デジタル資産を以下の様な『市民の要望』に応えられる物となる事が目標です。
1. 自分のまちのことを知りたい市民
2. ふるさと学習(調べ学習)に活用する小中学生
3. 視覚障害の方、高齢により視力の衰えた方々
4. 後世の社会学者・歴史学者・文化人類学者の方々
これまでの活動
1999年、当市の北本中学校50周年事業において、記念誌の付録として、すべての卒業アルバムの全ページをデジタル化してCDーROMを作成しました。
2002年、1990年~1999年の「広報きたもと」の全ページをデジタル化してCDーROMを作成しました。
支援金の使い道・実施スケジュール
多くの資料が、印刷物などテキスト・写真・図版等で保存されているため、スキャンをして、OCRソフトでテキストを抽出する作業に要する人件費と、ネットにアップするためのシステム構築費に資金を充当させていただきます。
令和4年3月までに、第1期分の作業を終えて、ネット上に公開したいと考えています。
【支援金用途や内訳】
・書籍、写真、動画などをデジタル化し、web化するための人件費
・収集、調査などの人件費
・自炊スキャナや撮影機材の購入費
・作業場所の賃貸費用
・その他、消耗品、雑費など
【実施スケジュール】
2021年2月 各種準備作業(対象物の調査、資金調達の調査検討、スケジュールの策定、関係メンバー募集検討)
2021年3月 クラウドファンディングの準備・内容設定・応募、作業項目の洗い出し、著作権の確認作業、ハードの調達
2021年4月 作業手順書の作成、メンバー作業分担表の作成、デジタル化作業開始、デザイン、構造設計作成、webシステム開発開始
2021年5月 webシステム開発継続 、デジタル化作業継続、web化作業開始
2021年6月 ポータルサイト一部公開、we