「山奥の名刹」保全と「限界集落再生」に努めております

「山奥の名刹」保全と「限界集落再生」に努めております
郷土井川の歴史的英雄、安部元眞公の菩提寺龍泉院、今は無住職の寺院となっております。その保全とともに、元眞公の歴史的偉業を顕彰しつつ、その知恵と勇気に学び「限界集落再生」に向けて努力していこうとするものであります。

月15日
墓碑前での墓前供養④「安部元眞公と龍泉院」の案内表示板設立(龍泉院門前):令和3年10月

⑤参道の整備(歩きやすい参道): 令和3年10月

➅道案内表示板設置      : 令和3年10月

※①~➅の事業計画については井川連合自治会、安部元眞公墓碑管理者、井川ビジターセンター、龍泉院檀徒会に事前了解を得ております。経費については「資金の使い道・実施スケジュール」の項を参照してください。

私たちの地域のご紹介

「奥大井」「奥静」とも形容される安倍奥井川は平成26(2014)年、ユネスコにより「南アルプスエコパーク」に認定されました。その豊かな自然とともに、環境に調和した動物、植物、生物などの多様性が高く評価されている地帯であります。昭和32年(1957)、大井川の豊かな水流を堰き止める水力発電所が竣工し、ダム湖になりました。ことに最近はリニア超高速鉄道の建設に伴って、南アルプス山系の真下にトンネルが掘削されるため大量の水量が減少し、下流の広範な地域で自然形態の変化や農業用水の枯渇が危惧され、新技術の導入と自然環境の調和をどう解決するかが問われている地域でもあります。井川地区はそれよりもかなり下がった、旧安倍七カ村からなる井川郷の集落です。

井川湖の渡船「令和聖(ひじり)号 対岸の要地の渡り
に利用、観光シーズンにはダム湖遊覧船となる。時間により運行 無料

※井川の地理紹介:図説 1~2 掲載について発行元の了解を得ております。

図説 1 静岡市役所井川支所発行 『井川湖渡船乗り継ぎ時刻表』     2020/3

図説 2 静岡市環境局環境創造課発行 『南アルプスの南に登ったら』 

                              平成29(2017)年発行より

  令和元年(2019)11月15日(日)「安倍ふるさとの市」   井川ビジターセンター前広場で安部元眞公墓前祭と並行して門前市「安倍ふるさとの市」開催。井川ビジターセンター、井川連合自治会と共催。本年もコロナ禍の収束状況を見て開催する予定です。
プロジェクトを立ち上げた背景

今から4年前(2016)、『安倍奥の雄 安部家代々と金山衆 山人たちはいかに徳川政権樹立を支えたか』(静岡新聞社)の出版を機に、井川の安部元眞とその子孫の活躍が見直されることとなり、井川の人、井川出身の人、趣旨に賛同の人などにより、令和元年(2019)、安部元眞公顕彰会が発足し、史跡の表示・整備を始めました(下写真)。その後、龍泉院に大きな案内表示が必要なことや井川を元気にするための方策などが活動計画となりました。具体的な見積りをしたところ、とても会費だけでの実施は無理で、寄附金も限界集落の村人に依頼することもできずにいたところ、「クラウドファンディング」の制度を知ることとなりました。たまたま、『静岡新聞』(2020(令和2年6/9)夕刊)に稲取温泉の有志が「まち起こし」に、キャンプファイヤー社にクラウドファンディングの依頼をしたことが紹介され、同じ静岡県でもあることが縁でキャンプファイヤー社に連絡がとれ、現在に至っております。安部元眞公顕彰会作製の表示板 2019(令和元年)該当箇所に設立しておりますが木製のため、風雨により一部破損色褪せしてます。
これまでの活動

 平成31年(2018)年、安部元眞公顕彰会が発足し、翌令和元年(2019)11月、井川の龍泉院で安部元眞公の墓前祭を実施し、合わせて門前市「安倍ふるさとの市」を開催しました。何れも盛況のうちに開催されました(