猫の赤ちゃんは3時間おきにミルクをあげないといけないので、子猫たちは深樹さんが見てくれるということで、僕は帰宅しました。
その夜、ずっとあの3匹が気になってなかなか眠れずにいました。でも、車の中で温めたときの鳴き声や、ミルクをあげたときの子猫たちの生きる力を思い出して、絶対大丈夫だと信じて眠りにつきました。しかし、次の日僕のもとに届いたのは、3匹の子猫のうち2匹が、その1日後にはもう1匹も亡くなったという連絡でした。
保護動物問題に取り組んでいく中で、絶対にぶつかる辛い現実なのは承知していましたがこんなに近くで今もあたりまえのように捨てられ、小さな命が僕たちの知らない間に消えてしまっているのか、と衝撃をうけました。
沖縄は野良猫が多く、年中暖かいこともあり県外の猫より出産回数が多いのにも関わらず、飼っている猫の去勢・避妊手術をしないで放し飼いをする人も多いです。
猫の妊娠率はほぼ100%で一回の出産で3〜4匹生みます。飼っている猫が知らない間に身ごもり、家にいるときに赤ちゃんを生んでしまい、驚いた飼い主が生まれたばかりの子猫を捨てることも珍しくないです。
この体験は、僕だけでなくFUTUREのメンバーにも強い衝撃を与えました。
人間にも被害が?
実は、保護動物問題は人間にも被害があるんです。
例えば?
野良猫の被害
・鳴き声
・死体
・糞尿(衛生的に)
・ 猫が轢かれた時に遺体を回収するときに税金が使われる
・ゴミ漁る
このように保護動物問題は動物好きだけの問題ではないのです。
目的
私たちの大きな目標は、人と保護動物の「架け橋」になることです。
「架け橋」とはもちろん里親をみつけだすことでもありますが、保護動物の現状をより多くの人に知ってもらうことや、避妊、去勢手術を終えて地域で生涯を見守る地域猫の普及などでもあります。
資金の使い道
何か行動を起こすときには必ず資金が必要になりますが、高校生の私たちだけでは十分にまかなうことができません。
そこで、今回集めた資金は全額、「FUTURE」の活動資金となり、保護動物団体を支援する街頭募金の実施や、沖縄県各地にある保護動物施設の見学のための移動費となります。
広報費:5万円
CAMPFIRE掲載手数料・決済手数料:2万円
残りの費用(13万円)はこれからの活動費として使用します。
資金がどのように使われているのかは、ホームページなどでも随時更新予定です。
FUTUREホームページ
リターンについて
・ご協力頂いた方には、お礼のメールを差し上げます。保護猫たちの様子も写真にて添付させて頂きます。
最後に
保護動物問題は私たち人間が作り出してしまった問題にも関わらず、長い間放置されていました。
しかし、今や見て見ぬふりが出来ない程深刻化しています。今、私たち学生の立場は親に守られ国に守られて安全な生活を送っています。しかし、そんな学生たちが今、団結し、大きな問題に取り組もうとしています。想像してみてください、最近まで普通の学生が今だ誰にも解決し得なかった大きな問題を解決するその瞬間を。
学生の常識を覆す時です。
そのためには、たくさんの応援や、支援、協力してくれる方が必要です。
ご支援よろしくお願いします。
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。