りもずっと身近に、BBQが普段の生活に溶け込んでいるんだなぁ、というのが感想です。
さらに凄いのはBBQ大会の会場で、こちらはとんでもないぶっ飛び具合です。
大会期間の4日間ぐらいの為に、巨大でド派手なブースを作成します。ひどいチーム(誉め言葉です。)になると、3階建くらいのブースを作ったりもしています。そして驚くべきは、各チームは基本アマチュアで、あくまでも「趣味・遊びの延長」なのです。
なかには、BBQ料理店やBBQ関連のメーカーなどのプロチームもいますが、その数はごくわずかです。遊び、趣味のためにここまでのスケールでお金をかけ遊んでしまうのです。
本場を体験して最も強く感じた事、それは、
「中途半端なことをせず、全力で遊び、楽しむこと」
BBQトラックの随所に、遊び心をを散りばめ、楽しめる仕組みを組み込んでいきます。
これがBBQトラックのお店の名前です。
「PIT」とは、以下のような意味を持っています。
・BBQ 用のグリル、スモーカー
・穴、炉穴、くぼ地、竪穴
・サーキットに設けられ、車両を整備、給油等をする施設
ここから、
「BBQ好きが集う場所、お肉を補給する場所、肉で人々に癒しを与えられる場所、BBQスモーカーを搭載したトラック」
という意味を込めて名付けました。いわば、「BBQの発信基地」というイメージです。そして、「B-YARD PIT」で提供するBBQは、大きな塊のままの肉を長時間にわたって薪や炭によりスモーク(燻製)をかけながらゆっくりと調理します。
中でも牛肉の「ブリスケット」と言われるものは、8時間~10時間という長い時間をかけて調理します。ブリスケットという部位は、肉質が固く繊維が多いためお世辞にも美味しい部位とは言えません。しかし、低い温度で時間をかけながらじっくりスモークをすることで、「驚くほど柔らかくジューシーで肉のうまみをガッツリ感じられる」お肉に変貌します。
牛肉の肩バラ肉、ブリスケット カットするごとに肉汁が溢れてくる
他にも代表的なBBQ料理として、豚のスペアリブや肩ロース肉で作るプルドポークといった料理があります。
豚のあばら骨の部分を使用するスペアリブ スルッと骨が離れていく
つぎに、調理の肝となるスモーカー(スモークをかけ肉を焼く窯)を紹介します。
アメリカでは、BBQスモーカーを積載したトレーラーが数多くあり、日本では考えられない様な巨大な物もあります。市販品から各チームがオリジナル設計をしたものまで、様々なスモーカーがあり、それぞれにこだわりを持って制作されています。
巨大で存在感抜群なのですが一つ弱点があります。
それは、焼いている肉が外から見られない事。
せっかく大きな塊肉を焼いているのにその様子を見てもらえない、、、
これを何とかしたい、焼いている様子を見てもらえれば、もっとたくさんの人がBBQに興味を持ってもらえるはず。
ここから前例の無い、ガラスを張ったスモーカーを作成するという発想にたどりついたのです。
大きな塊肉を焼いている様子を視覚的にとらえてもらう事で、より多くの人の興味を引き、BBQの魅力をたくさんの人に伝えていきます。
店舗を構えてBBQ料理を提供する店を造る、という選択も出来たわけですが、店舗の場合は、「来てくれるお客様を待つ」ことしかできません。
それに対し、トラックならば人のいるところへ出向くことで、
「BBQに興味が無い人の目に触れられる事で、興味を持ってもらえるかもしれない。」
「BBQが好きだった人が、より