めての改修を行いましたが、激しい山合わせにより各所に損傷が見られること、また、先人から受け継いだ貴重な地車を後世に残したい思いで、長年の計画を経て平成二十一年に念願の大改修を実現することができました。
テキスト ボックス
金剛組による大改修を行っています
改修施工は、世界最古の企業として知られる金剛組によるもので、四天王寺、法隆寺の創建を始めとする歴史的建造物の修復を手掛ける匠の技により、見事、原型のままに改修することができました。
しかしながら、前述の通り、山合わせに伴う各部位の損傷と経年劣化が見られることから、今一度、金剛組による大改修を決意し、一昨年の夏季大祭直後より改修施工を行っております。
彫刻の復元には、日本中の地車の彫刻を手掛ける“木彫古澤”です。
本来ならば、昨年の夏季大祭に合わせてお披露目するところでしたが、今般のコロナ禍で改修施行が一時中断し、祭り自体も中止となったため、大改修した地車を多くのファンに見ていただくことができなくなりました。
しかし、我々はこれを好機と捉え、改修内容の確認や施工者との打ち合わせに時間をかけ、施工立ち合いなどを重ね、今年の夏季大祭に向けて活動しております。
我々保存会は、この歴史ある地車を後世に残すべく、改修修理に備えて保存会会員の月例会の会費を長年にわたり積立てを行い、夏季大祭中に地域の皆様から頂いた御祝儀を大切に貯蓄して、その費用に充ててまいりました。
しかしながら、改修施行では地車改修に約1500万円、彫刻復元等に約300万円の多額の費用が必要です。
“この地車を後世に残したい思い”に一人でも多くの方々のご賛同頂ければ幸いに存じます。
『資金の使途』
皆様から頂いた御支援は、地車の維持費用として最大限に活用させて頂きます。
※本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。