るのかお楽しみ下さい。
10.94オンスという生地の厚み
着心地が良くても透けることを嫌がる方が多いことが調査で判明し、白だが透けにくい事を考慮するのは必須であることと、環境にも配慮するルールを考えると
生地を分厚く高密度にすることでこの問題を解決出来るのでは無いかと考えました。
厚みを持たせる事と同時に高密度になるように設計した。
※透けテスト
すてられない事、すてる事まで徹底的に考えたTシャツ作りに今回はチャレンジしております。
このTシャツは簡単にリサイクルを選択頂けます。
リサイクルや生分解性を考え、このTシャツはタグ以外、縫い糸まですべて綿を使って作りました。
綿は、ほぐしてやれば原料に再生できます、ほぐす場合に縫い糸がポリエステルだと綿100%になりませんよね?だから縫い糸まで綿なんです。
色をアイボリーにしたのも理由があり、真っ白にするには漂白剤や蛍光剤を使います。薬品を沢山使うと水を沢山使い環境負荷が高い為、薬品を極力使わずに済むアイボリーを選択しました。
そして生地の時点で柔軟剤も不使用です。柔軟剤の主成分である「シリコン」は自然分解されない事から
柔軟剤を使わなくても良い様に糸から厳選しました。
糸です、厳選を重ねた原料です。
この適度な光沢と亜麻色が良質な綿の証です。
糸から厳選し洗濯耐久性と着心地の向上を目指しました。
ですからこの生地には柔軟剤は使っておりません
糸と編みの風合いを育てながらお楽しみ下さい。
タグだけポリエステルにしているのは品質表示や製造責任者の名前がすぐに消えない為、すぐに消えてしまったらみなさんが困ると思うからです。
たとえば古着屋さんで買ったTシャツで洗濯のしかたがわからなかったって経験ないでしょうか?
せっかく気に入ってもお手入れの方法がわからないって事をなくすためにタグのポリエステルは残しました。
「すてる」をデザインする
洗濯の回数や着用環境によって寿命が異なりますが、丈夫で長持ち、洗濯によるかたくずれにも強いTシャツにもいずれ限界がきます。
そして、いよいよ別れの時が来たようです。
最後には「すてる」儀式が必要です
エリと脇のタグをはさみでチョキっとハサミで切って
「ありがとう」
なんて言いながら、リサイクルBOXへもっていったり、処分して頂けたらと思います。
このTシャツを作るのに何人の人が係わっていると思いますか?
僕が知っているだけで従業員数10~100人の会社が5社ほどです。
綿を栽培する人とか糸にする工程の人は数に入っていませんので、
そういう人たちも合わせるともっと凄い人数になるんですよね。
皆さんの手に届くまでには運送や販売の方など、さらに多くの人の手がかかっているんです、そんな事をイメージして頂けたらいいなと思います。
そして皆さんがイメージしやすいようにこの位置に工場の名前を入れようと思っています。
ここは大体「ブランド名」があると思いますが、ブランド名ではなく、このTシャツに携わった工場名を記載したいと思います。どんな工場が作ったのか気になって調べてみてもわかりませんよね?品質の証明として工場名をここに記載します、証明と言う意味でブランド名と変わらないと思います。
通常工場は生地が何になるかはわからないんです。でも職人さん全員が作ってる物に思い入れがあります。
皆さんにその思いを感じて頂き、我々の仕事を知ってもらうキッカケになればと思います。
ここに名前を刻む事はプロジェクトのリターンにも設定してあります、我々