はじめに・ご挨拶
はじめまして。株式会社OWLS(アウルズ)の横山理佳と申します。
私はこれまで、大学、企業、研究機関などで、開発研究や産学連携のプロジェクトで、研究者の先生方と触れ合ってまいりました。産業界の方々に、研究者の先生をご紹介したり、一緒に話をして、橋渡しをすることがよくあります。
そこで、聞いたことがある言葉。
「研究者ってやばくない?」
「研究者の先生が見つからない」
・・・と。
我が国の資産である”知恵”が、早く進む現代社会の中で、なかなか広く伝っていないこと、
限られたコミュニティでしか循環していないことを実感します。
このプロジェクトで実現したいこと
そこで、考えました。
「先生のやっていることを、異なるコミュニティの方でもうまく伝わるようにしたい」、と。
オフライン、オンラインでのコミュニティ、色々なものがありますが・・・
私たちは、「個性」を大事にできる名刺 ーしかも、手渡しできるものー(このデジタル社会において、あえてのアナログ)を作成することにしました。
プロジェクトをやろうと思った理由
もともとは、私の原体験にあります。
メーカーに勤めていたときに、海外の学会に行ったことがありました。
そこで、研究に対する発表をしたのですが、ポスターの内容を、持ち帰ってみることができるようにミニサイズのものを、日本から持っていき、ポスターの下にぶら下げておきました。そして、タイトルを見れば、どんなきっかけで研究をしたのかが一目でわかるようにしました。
そこで、直接お話していない方だったのですが、その国の専門家コミュニティサイトのライターの方からご連絡をいただくことになりました。
内容や手法は複雑で、グラフや数値も多い内容でしたが、興味を持ってくださった方も、話したいと思っていただける方も、沢山いらっしゃって、多様でした。
ハイコンテクストな研究内容を簡単に伝えるには、「ぱっと渡せるもの」「取っておきたいもの」が
必要なのではないかと考えました。そして、「名刺」となりました(ただ降りてきました)。
資金の使い道
集めた資金については、「研究者の名刺」の作成にかかる諸経費、および、研究者どうし、産業界とのコラボレーションの仕組みを構築するための費用として使用させていただきます。
・印刷費用
・デザイン費用
・研究者どうしのコミュニティ作成・運営
リターンについて
今回作成する「研究者の名刺」には、先生の手法や成果だけではなく、課題に対するユニークな視点や、研究をもとに体現したい社会を、イメージとして投影します。
これまでに、文理問わず、様々な分野の先生に対してインタビューを行い、「研究者の名刺」を作成しました。先生の来歴、お得意な分野、お話される雰囲気等と合うように、デザインをおひとりおひとり起こして提供します。
今回のリターンでは、1時間程度のオンラインインタビューを行わせていただいた後、4ページのデザインを作成させていただます。
<事例>
① 脳科学×依存症
●研究者プロフィール
所属) 大学病院に臨床医として勤務、研究を推進
キャリア) 英国にて研究実績あり
専門領域) 精神医療
注力領域) 行動嗜癖(ギャンブル・インターネット等の行動がやめられないこと)
アプローチ)脳画像による機能類推
誰にわたす?)患者が社会的に自立する活動をされている公的支援機関、地域の活動家、等
●コンテンツ
・ビジョン ・・・実現したい社会を提示
・領域の